【夫婦円満にも大切】紅白出場大ブレイク歌手から学ぶ、自己認識の必要性
ある歌手の休業宣言
歌手のこっちのけんとさんのことはご存じでしょうか。
僕は2024年末の、紅白歌合戦に出演するということで、その歌や、菅田将暉さんの弟ということも始めて知りました。
紅白出演時も、耳に残るテンポのよい歌詞と、常に穏やかな笑顔をもとに歌う姿が印象的でしたが、それほど注目していたわけではありませんでした。
それが、一つの情報によって、彼に対する僕の見方がガラリと変わりました。
それが、紅白終了後の「休業宣言」です。
もともと、双極性障害であることを告白していた、こっちのけんとさんですが、紅白終了後に、以下コメントを、SNS上で出しました。
ちなみに双極性障害というのは、気分が高揚する躁状態と気分が落ち込むうつ状態を繰り返す精神疾患です。
「はいよろこんで」総再生回数が1億3000万回を超え、レコード大賞の新人賞を受賞し、紅白にも初出演を果たし、まさにこれから一気に大ブレイクを果たすタイミングと思うところだと思います。
それを、自分自身をちゃんと客観的に理解できていて、自分の行動にブレーキをかける勇気をもてるというのは、なんともすばらしいなと感じました。
心理学で、自己認識という言葉があります。
自己認識とは、自分自身を客観的かつ正確に理解する能力やプロセスを指します。具体的には、自分の性格、感情、価値観、信念、行動、強みや弱み、そしてこれらが他人や環境にどのような影響を与えるかを理解することを含みます。
自己認識は成熟した大人が、自分をセルフコントロールしたり、周囲と良好な人間関係を築く上で大切なことです。
こっちのけんとさんは、自分の症状や理解し、自分自身を上手に取り扱うことができるという意味で、極めて自己認識ができる人だといえます。
夫婦の悩みの背後にある自己認識不足
上記のことが夫婦関係にどう関係しているのかというのをお伝えします。
僕の相談に来られる方のうち、結構の割合で多いのが、パートナーもしくはクライアント自身が発達障害、もしくは、愛着障害であるパターンです。
ところが、発達障害なり、愛着障害なりの自分の特性を十分に認識しておらず、すなわち自己認識が足りず、結果として、夫婦間のトラブルや深刻な悩みに発展するケースが多いのです。
例えばこのようなケースです。
僕に相談に来た妻が、おそらく、自分の夫がASDだと感じて、その対応に非常に苦しんでいる。僕も話しを聞いてみると、ASDの特性にかなり当てはまっている。ところが、夫自身が、自分がASDであることを認めようとしないので、更に苦しい。
こういうケースは非常に多いのです。
愛着障害については、最近では、まだまだ認知度が低く、クライアント自身の口から愛着障害であるということは出て来ることは少ないです。
ただ、クライアントの話しをよく聞いてみると、クライアントもしくは、そのパートナーの親との愛着が十分に形成されていないということも、よくあるケースです。
このようなケースにおいて、クライアントやクライアントのパートナー自身が、自分の特性に対しての自己認識が進むことが、問題解決につながることがあるのです。
まとめ
歌手・こっちのけんとさんの「休業宣言」には、自己認識の大切さが強く表れています。
双極性障害と向き合いながら、自分の限界を認め、行動にブレーキをかける彼の姿は感動的です。
この「自己認識」は、夫婦関係の悩み解決にも重要です。自身やパートナーの特性を正しく理解することが、愛着障害や発達障害に起因するトラブルの緩和に繋がります。
自分を客観視し、適切な対応をとることが、夫婦間の絆を深める第一歩となるのです。
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