「稼いでるほうがエラい」という考えが間違っている理由
あるネット上の相談内容です。
「俺以上に稼いでこられるの?」という夫のセリフからは、「自分はお金を稼いでいるから偉いんだ」と考えていることが見て取れます。
実際に、このような考えは、男性だけでなく、女性も自然と持っているのではないでしょうか。
結果的に、その考えが、妻が夫にモノ申せないことにつながったり、家事育児を妻側がより多く担うことにつながっているのだと思います。
専業主婦の勉強を支援した夫の話
朝日新聞の記事に出ていた、ある夫婦の話です。
今から40年ほど前のこと。
家庭に入った妻に、夫はこのように伝えました。
「僕の稼ぎは、2人で一緒につくったお金だからね」
そして、妻に対して、勉強を始めるよう勧めてくれたそうです。
妻は、専業主婦が当たり前の時代です。
妻は、「こんなことを言ってくれるのか」と驚いたとのこと。
夫のその言葉に背中を押され、妻は、新聞広告で目についた大学の法学部の通信教育に申込み、3人の子育てをしながら6年間をかけて通信教育を修了。その後も勉強を続け、43歳で司法試験に合格しました。
この夫の考え方、すばらしいと思います。
夫婦も一つのチーム
例えば、年収500万円を稼ぐ夫と扶養内で100万円を稼ぎながら家事・育児の大半をこなす妻がいたとしましょう。
このような場合、稼ぐ夫がえらく、その分、「自分が稼いでいるのだから」と、家事育児を妻に押しつけがちではないでしょうか。
どうしても年収額は数字で分かりやすく、それが役割の価値の差と考えがちです。
この家庭における夫婦それぞれの役割の価値を、年収額に応じて5対1だと考えるのは無償労働の価値を極めて低く捉えた考えだといえます。
それはサッカーに例えると、ゴールを決めたストライカーだけを評価するようなものです。
実際は、ストライカーにパスを回した選手もいれば、その前に相手からボールを奪った選手もいます。その1点は、チーム全体で獲得した1点なのです。
同じように夫婦も一つのチームなのです。
年収500万円を稼ぐ夫と100万円を稼ぎながら家事・育児をこなす妻は、2人で600万円を稼ぐチームであり、そのチームを運営するために“攻め”と“守り”をカバーしあう夫婦は対等の関係です。
会社組織の中でも、営業のように稼ぐ部門と、人事や総務のようにバックオフィス部門があります。
バックオフィス部門が稼がないからといって、役割の価値が低いということはありません。それぞれのむしろ、裏方がのバックアップがあるからこそ、前線で稼ぐ部門が顧客に注力できるのです。
夫が日々の仕事に注力できているのは、妻が家事をより多く担っているからともいえます。
毎日の食事、洗濯、掃除、買い物、子どもの面倒など、家事や育児は生活していく上で、誰かがやらなければならないことです。
そのことを当たり前ととらえず、自分の仕事と同等に、夫婦というチームを成り立たせる上で、価値あるものと考える必要があるのです。
稼いだほうがエラいではなく、夫婦は対等な立場です。
家族全体の稼ぎを、夫婦全体でつくったものとして捉えた上で、どのようにしたら、お互いが納得できるのかをもとに、役割分担していくことが大事ですね。
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