アロマテラピー検定1級合格のコツ
アロマテラピー検定1級を取得しよう!
アロマの香りで癒されたい❤️
アロマの知識を身につけて、アロマショップで働いたり、お店ができたらいいなと思いませんか?
私もそんな淡い野心を持って、アロマテラピー検定1級取得を目指し、2018年5月に取得しました。
世界遺産検定合格のコツに続き、また私の受験経験がどなたかの役に立たてばいいなと思い、ちょっと古い話になりますが、記事に残しておきます。
アロマテラピー検定はいきなり1級から受験すべし
アロマテラピー1級受験当日の会場の様子はといいますと、見渡す限ぎり女性ばかり。それでもぽつりぽりと年齢を問わず男性の姿も見受けられました。
アロマテラピー検定攻略をネット調べると、資格試験オタクの男性も結構いらっしゃるようで、私もそちらの男性の体験ブログが非常に参考になり、勉強法や覚えるコツ、当日の心構えまでいろいろと参考にさせていただきました。
私は独学でアロマテラピー1級にチャレンジしてきました。
アロマテラピー検定は2級、1級とありますが、2級と1級を1日に併願したり、私のようにいきなり1級を受験することも可能です。
出題範囲が広くなるので、勉強量もふえることになりますが、「多くの知識を得たい」「資格として通用するもの」と思っての受験なので、もともと1級受験しか考えていませんでした。
まずはテキスト選びから
まずは、テキストと問題集を準備しましょう。
ネットで評判のよかった「1回で受かる!アロマテラピー検定1級・2級テキスト&問題集」をAmazonで購入しました。
読みやすい言葉で、暗記に役立つ赤シートがついています。2級、1級に対応しています。
「精油のプロフィール」覚え方のコツ
私がこの本で一番よかったと思うことは、冒頭部分についている「30種類の精油のプロフィール」のカラーページです。
一つ一つの精油について、原料植物の挿絵があります。これがいいんです!
文字だけではなかなか頭に入ってこないものですが、書いてあることを挿絵と一緒に頭の中でイメージとして、そう、写真のようにパシャパシャ撮るように記憶していくのです。
見たことのない原料植物を名前だけで記憶するのは大変です。
挿絵の印象から、緑色だったから抽出部位は葉だなとか、きれいな花が咲いていたから、抽出部位は花とか、色とか形状とか、また書かれている順番で印象づけることもできました。
1級では30種類の精油のプロフィールが出題されます。これはこの検定の肝です。当日も結構出題数が多いように思いました。
このページを毎日ぼんやり見ているだけでも点数がとれると思います。それくらい精油のプロフィールは重要です。
覚え方については語呂合わせがいいです。
ブログで体験談を書いている方がたくさんいますから、そういうブログを見て覚えるコツを学びました。
例えば「カンラン科」の「フランキンセンス」は「観覧車にフランケンシュタイン」とか(笑)
ばかばかしくて笑っちゃいますけれども、言葉に意味なんて要りません。でたらめでも何でもいいんです。自分の覚えやすい語呂合わせで覚えましょう。
次に問題演習をしよう
本を一通り読んだら、問題演習に移ります。
本の後ろのほうにもたくさん問題がありますが、ノートに回答したり、忘れないようにポイントをメモするために机に座ってばかりいると飽きてきますので、ネットサイトやスマホアプリも活用します。
これだとどこにどんな格好ででも、たとえ寝転がっていようが、本番と同じ4択でポチポチと回答していくだけです。
アプリだと回答を集計、正誤答を分析してくれて、分野ごとに得意・不得意を知ることができるものもあります。
私は暇があれば、これらを開いて、何度も何度も何度も正解できるまで意地になって解き続けました。
1つのサイトだと問題も偏り、答えも覚えてしまいますので、2つを使い分けました。
スマホアプリはいろいろありますので、分野ごと、問題数がたくさんあるもので、自分が使いやすいものを選んで、あれこれせずに1つのアプリだけを使うことをお勧めします。問題の出し方が違うと戸惑ってしまうことがあります。1問ごとに時間制限があるものは焦って余計集中できませんでした。
こうして何度も何度も繰り返し問題を解くこと。
できないところはノートにメモして、また本に戻って確認。
そのうちに自分の得意・不得意な分野がわかってきますし、同じところばかりを間違っていることに気づきます。
それをまたノートに書いて、自分で覚えやすくまとめます。
香りテスト対策
一通りなんとなく理解できたところで、やっぱり「香りテスト」が心配になってきました。
最初は香りテストはあきらめて捨てるつもりでしたが、実際模試を解いてみると、問題のほうでもできていないことが多くて、しかも香りテストの配点が大きいことを知りました。
合格ラインは8割正解といわれていますが、ここを捨てて、ほかでできないと合格点ギリギリの状態でした。
やっぱり香りを確認しておこうと思い、またまたAmazonで、香りキットを買いました。
この2級セットのほかに1級セットもあります。
私はとりあえずの香りの確認と、香りはかぎ分けできるものなのかを知りたかったので、2級対応のみを購入してみました。
全部をバラバラにして、薄目を開けて(笑)名前ラベルを裏返しにしてセットして、順番ににおいをかぐという方法で試しました。
一つ一つの精油には本に文字で書かれているイメージがあり、特徴はありますが、実際にかいでみると、ん?どっちだ?というのもあります。
科名が似ているもは香りも似ているし、体調や気温によっても感じ方が変わることもあります。
余計不安になりましたが、本の文字で書いてあるイメージ、例えばイランイランだと「甘く、フローラルな香り」と書いてありましたので、香りと言葉の表現を一致させるようにそれこそイメージで覚えました。
ちなみにイランイランは「バンレイシ科」で1級ではこれしかありません。非常に特徴的な香りなので、私は一度も間違うことはありませんでした。
香りについては、問題を解くのに疲れたら、気分転換に香りをかいでみるという感じで対応できると思います。
不得意分野の対策の工夫
私の不得意分野は、精油のプロフィールの中でも産地や成分、精油の心身への作用、アロマテラピーの歴史でした。
産地と成分は片仮名ばかりで、同じような言葉ばかりでなかなか頭入りません。
カモミール・ジャーマンはの産地は「イギリス・エジプト・ドイツ・ハンガリー」ですが、ジャーマンだからドイツが入っているくくりだとか、イギリス?ハンガリーっぽい?とか産地は何となくイメージするしかありません。
成分は効用と合わせて、ラベンダーは「酢酸リナリル、特徴成分がラバンジール」だから鎮痛作用があるなとか、これも何となくイメージしていくしかないです。
私は全くの文系人間で、精油がどのような経路をたどって体内に入るのか、作用するのするのか、そのメカニズムを理解するのに苦労しました。これは、本に載っていた図を書き写したり、頭の図に「記憶の海馬」だとか、「自律神経の視床下部」だとか書き込んで経路をたどったり、とにかく図ごと頭に入れることがポイントです。
歴史については、古代、中世、近代などの時代に、どの国のどの人がどんなことをしたか、書物などを覚えますが、大体出てくることは決まっています。それでも名前は覚えにくく、苦労しましたが、これまた名前と書物を何となく覚えて、語呂合わせやイメージです。
実際に受けてみてアドバイスできること
今回の試験では、時代を問う問題がありましたが、私は「1回で受かる!アロマテラピー検定1級・2級テキスト&問題集」の付録として別冊の持ち歩き用の用語集を持っていっており、電車の中で開いた最後のページから出ました。イメージで覚えていたので、答えることができてラッキーでした。
こういう持ち歩き用の用語集は完結にまとめてあるので、最終確認に役に立つと思います。
このようにしているうちに、自分の不得意な部分と確認したい言葉を書いた自分だけがわかるノートが出来上がり、模試では8割正解をクリアできるところまできて、当日を迎えました。
当日、私は一番前列の席だったので、全体の様子が全く見渡せませんでした。これは緊張を感じることかなくていいぞと思ったのですが、時計はどこだ?と探したら、何と!私の後ろ左の壁についており、時計を見るためには振り返らないといけません。怪しい行動になってしまうので、会場の時計で時間を確認することができないことに気づき焦りました。
私は会場には時計があるのが当然と腕時計を持っていきませんでした。
スマホや携帯の時計は使えません。てっきり正面に時計がついているものだと思い込んでいました。
自宅の模試で時間をはかっており、20分くらいで全問解けるとみていたので、時間は足りるとは思いましたが、時間配分や見直しタイム、何より時計がないことに不安を感じなんてことはあってはいけないことで、試験を受ける以前の問題だと反省しました。
何となく落ちつかないまま、試験までの時間を過ごすことになりました。
皆さん、時計を忘れないよう気をつけましょう。
始まるまでの時間は皆さん本などを開いているようでした。私は「自分だけがわかるノート」を開いていました。もう今さら確認することもないですし、ペラペラめくって見るだけです。自分がこれまでやってきたことに自信が持てて、気持ちも落ちつきました。
香りセットが配付され、最初の10分で香り問題2問を解きます。
1問目はかぎなれた家にあるキットのものでした。
2問目は、キット以外の1級用のものでしたが、消去法でももうこれしかないという香りでした。
香りテストは最悪捨てる覚悟で、問題を全問正解ぐらいの気持ちで臨みましたが、意外にもできたように思います。
これでも一気にやる気がわきました。
香りテストが終わって香りセットが回収されて、再びテストが再開されました。
横の人が私より早くページをめくる音が気になりましたが、時間は足りるはずです。落ちついて「正しいものを選びなさい」「違うものは?」というところを間違えないように、問題に線を引いて確認しながら、進みました。
全体の印象として、突拍子もない問題はなく、「正しいもの」を選ぶ問題が多かったように思います。
やはり精油のプロフィールからは多く出題がありました。
意外にも、写真を見て、これは何かというものが出ました。この出題方法は、模試やネットの問題でも一度も見たことがありませんでしたし、見たことのない画像でしたが、その精油の「いわれ」を知っていれば答えられる問題でした。
私は多分これかなーというくらいで答えたので、帰ってきて、ネットで画像を調べたら当たりでした。
「3R」についての問題があり、日ごろ何気なく使っていますし、会議録入力の仕事でもしょっちゅう出てくるの、わかっているつもりでしたが、改めて問われると、えっと、、、と。「リデュース」と「リユース」を迷ってしまいました。
そんな感じで、全体の印象としては、ネットサイトやアプリの問題のほうが難しかったなーという感じです。
8割はできたのではないかと思っています。あとは、香りテストがちゃんと合っているか?です。
アロマテラピー検定1級を取得してわかったこと
その後、おかげさまでアロマテラピー検定1級に合格しました。
合格の認定証とともに、協会への登録料の振り込み用紙やら、案内が同封されていて、民間資格ならではだと思うけれど、こういうのって、急に醒めてしまいますな。
アロマテラピー検定資格のシステムを知るうちに協会への登録しないとその先の資格取得はできなかったり、資格を維持できないとかいろいろお金が絡むことがわかり、その先に魅力を感じなくなってしまいました。
「アロマテラピー検定1級を持っている」というだけでは、実際何の役にも立ちません。ただそれが証明されているだけ。
アロマセラピストとか、自分が香りを楽しんだり、マッサージしてもらうのは好きだけれど、誰かに施術したりとか全く興味がないので、検定受験で得た知識を自分のQOLを向上させるものとしてアロマを取り入れるといった活用にとどまります。
アロマショップで働くこともないし、本当に趣味の資格でしかないですが、勉強して知識を得ることには無駄はないので、あくまで自己啓発としてチャレンジ、マンネリ主婦生活に刺激を与えるものとしては手軽な検定でした。