神につながる問い「ABC予想」がついに解明された
こんにちは。Parole編集部です。
今年4月に、京大の望月新一教授が提唱した『 IUT理論(宇宙際タイヒミュラー理論)』が欧州数学会が発行する権威ある専門学術誌『PRIMS』に受理され、特別号に論文の掲載が決まったニュースは、数学界に大きな衝撃を与えました。
私たちのグループにとっても、このニュースがもたらされたことは、大変喜ばしいことでした。なぜかというと私たちは、IUT理論がいう対称性通信、つまりこの宇宙で起こりうる事象を言霊をはじめ、目に見えないあらゆる”結び”の現象を、対称性(アナロジー)によって非線形の科学に見立て、それらを実際に応用するということを、長年にわたり研究開発の分野でおこなってきたからです。
対称性通信とは端的に、
Aの数学宇宙でわからなければ、
Bの数学宇宙をアナロジーとして、
そこから解を導き出せばよい。
ということで、これに基づけば、これまで解けなかった数学や科学の難問もアナロジー的に見立てることで、解を導き出すヒントになり得るからです。
そこで今回は、前回の続編として、「対称性通信」について大野靖志が執筆した記事をご紹介させていただきます。
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以前、「宇宙際タイヒミュラー理論とは何か」
についてお話をしました。
覚えておられますか?
つまりこんな風に書きました。
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それで、この理論が有名になるきっかけは、
2012年8月30日に遡ります。
京都大学数理解析研究所の望月新一教授が、
ホームページ上に500頁超に及ぶ4つの論文を
発表したのです。
後にそれは「未来から来た論文」
と呼ばれることになるわけですが、
「宇宙際タイヒミュラー理論」により
「ABC予想」を解決したと主張して、
数学界に大変な激震が走ったのです!
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それが「約8年かけてついに証明された」
というニュースが4月3日に出ました。
私はそのニュースをちょうど、
九州のツアー中に受け取ったんですね。
いや、驚きました。
このことがどれくらいすごいか?
と言いますと、
世界の歴史がひっくり返るぐらい
すごいお話なのです。
マスコミはその価値がわからないので、
相変わらずコロナばかりに重点置いてますが。
この理論における重要なポイントは、
「対称性通信」でそれが解けたという
ところにあります。
「対称性通信」とは
アナロジーのことであり、
アナロジーとは以前も書いたように、
以下のことを言います。
類推(るいすい)は類比(るいひ)、アナロジー(Analogy)ともいい、
特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、
それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。
古代ギリシャ語で「比例」を意味する ?ναλογ?α アナロギアーといった概念に由来し、広義においてこれはロゴスに含有する。
(ウィキペディアより)
つまり、大まかに表現すると、
物事は情報的に相似形であるということですね。
情報が線形でつながるのではなく、
アナロジーにより非線形につながる
可能性がある、ということを言っています。
原子の周りを電子が回っているように、
太陽の周りを地球が回っているように、
銀河の中心を太陽系が回っているように、
どれも相似形の関係で
非線形につながっている、
ということを言っています。
私たちからすると当たり前ですが、
このアナロジーという概念が
これまで科学の世界では、
認められていなかったのです。
ところが、
アナロジー、
すなわち「対称性通信」、
実は、これが神道の世界なのです。
たとえは悪いですが、
藁人形を使った呪いがありますね。
あれも「対称性通信」です。
極端に表現すると、
それが数学で認められたという話なのです。
ですから、神話とはアナロジーであると。
そのアナロジーの語源に「ロゴス」がある
とは、何ということでしょう。
なぜなら、「ロゴス」とは「言霊」であり、
「言霊」こそ「古事記百神」の正体だからです。
『新約聖書』における
「はじめに言葉ありき」をご存知ですね?
元の言葉はこうなっています。
「はじめにロゴスありき」と。
これは言い方を変えれば、
「はじめに対称性通信ありき」
と読めてしまうのです。
そう。
原初に何かがあって、
そこから対称性通信が連続して起き、
その重畳により宇宙ができた、
ということになるのです。
この対称性通信の連続性は、
先ほども言ったように線形ではなく、
フラクタルです。
つまり、次元を超えて
通信がなされるということを
意味します。
私たちが神の名を唱えると
何が起きるでしょうか?
はい。
対称性通信により次元を飛び越えて、
神につながるということが起こるのです。
だから「とほかみえみため」と
唱えると、
時空を超えて、
その言葉は先祖に届くのです。
このように、
これまで非科学的、迷信的だと言われたことが、
数学的に証明された、
というのが、
大げさに聞こえるかもしれませんが、
今回の出来事なのです。
ただ、普通の科学者とか、
ジャーナリストにはそこまで
考えが及ばないかもしれません。
それでもいいのです。
のちに徐々にわかってくるでしょう。
このインパクトを。(了)
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※今回の記事は、Paroleの監修責任者である大野靖志が、まぐまぐ!の有料メルマガ「大野靖志の『週刊デジタル真道』vol.40」にて執筆した記事を特別に公開させていただいたものです。
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