ロゴストロン信号 (その1)
執筆:ラボラトリオ研究員 鴨 奢摩他(かものしゃまた)
今回は、最初に以下の動画をご覧ください。
neten株式会社の代表的な3つのロゴストロンモデル(ロゴストロンL、100ti、Nigi)から発信される「ロゴストロン信号」の音と発信された信号の波形、及び空間に放出された時の信号波形を測定器でとらえた映像です。
ロゴストロン信号とはなんでしょうか?
日本語は、「a・i・u・e・o」の母音と、「TKMHRNYS」の父韻がありますが、例えば「か」であれば、「K」の父韻と「a」の母音が合わさって子韻の「Ka」が生まれます。
「あいうえお」の母韻は、地球の周波数と言われるシューマン共振の周波数と近い周波数になっています。
次に、父韻ですが、これは太陽系惑星、水金地火木に対応した周波数とされています。
この法則に従って、構文を母音と子韻の要素に分解した上で決められた周波数に変換し、信号として発信したものがロゴストロン信号です。
※上記は現状の「太陽系五十音発信」の例ですが、これは「銀河系五十音」まで発展します。
また、この信号は、再生速度を変えて発信することができるため、ロゴストロンの機種により、この周波数をそのまま、あるいは100倍、1000倍にした周波数で発信をすることができます。
例えば、「ありがとう」という文字であれば、「a・Ri・ Ga・ To・ u」というように母音と子音とに分解し、各母音と、子音の元になる父韻に割り当てられた周波数に変換しますが、その周波数で発信した時の信号波形は次のようになります。
こうした信号を装置から発信することで、脳に影響して、人の意識に変化をもたらすであろうというのがロゴストロン信号の効果仮説の一つです。
では具体的に、動画のなかで出てきた波形について説明していきたいと思います。
以下の波形は、ロゴストロン Lの装置内部で生成されたロゴストロン信号の波形です。
幅の広い方の波(波長が長い=周波数が低い)が「母音の周波数」で生成された信号の波で、狭い方の波(波長が短い=周波数が高い)が「父韻の周波数」で生成された信号の波で、波長の長い波と波長の短い波とが途切れることなく繋がって生成されていることが分かります。
背景に聴こえる「ボボボッ…」という音は、この信号をヘッドフォンやスピーカーで音声として聴いたときの音です。
以下の波形は、装置内部で生成されたロゴストロン信号が「ラジオ」のように電波に乗って空中に飛んでいったものを、周波数受信機で受信して、その信号を乗せた電波の周波数を表示したものです。(ラジオで言うと放送周波数です。)
塔のように立ち上がっている波形の部分が 755.269763 kHzになっています。(ちなみに東京ではNHK第一放送が、594 kHzの周波数で放送されていますので、近い周波数ですね。)
あたかもロゴストロン信号がラジオの放送局から送信されるように、装置から電波に乗って空中に出ていっているわけです。
背景に聴こえるのは、受信した信号を音として再生したもので、先のロゴストロン Lの装置内部で作られたロゴストロン信号を音で聴いた時と同じ「ボボボッ…」という音が聴こえているのがお分かりになると思います。
ラジオで音声が聴こえるのと同じ原理です。
以下の波形は、オリジナルの信号の波形(黄色いライン)と、電波に載って空中に飛んでいった信号を、(ラジオと同じ)周波数受信機で受信した時の波形(ライトブルーのライン)を同じタイミングで重ねて表示したものです。
信号は、電波に乗って飛んで行く時に「振幅変調」という変換がされるので、受信された波形は、オリジナル波形とはだいぶん違っていますが、波形が立ち上がったり下がったりするタイミングが同じであることが見て取れると思います。
2つの波形は、短い時間で同じタイミングで大きくなったり小さくなったりしているので、人間の耳には全く同じような音に聴こえます。
100倍速機であるロゴストロン100ti も最大1400倍速機であるNigiも同様に、その信号がAMラジオのように振幅変調されて電波に乗って飛んで行っていますので、もう一度最初の動画を見ていただくと再確認できるかと思います。
さて、しかしながらロゴストロンには電波送信機は入っていません。
それなのにどうやってAMラジオのようにロゴストロン信号を電波として飛ばせているのでしょうか?
次回は、その点についても考察していきたいと思います。
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【鴨 奢摩他(かものしゃまた)プロフィール】
「方丈記」が好きなことと「止観」をあらわす「奢摩他(シャマタ/サマタ) 毘鉢舍那(ヴィパシャナ)」から自戒の意味を込めて「 鴨 奢摩他」と名乗る。
専門は、EMC(Electro-Magnetic Compatibility / 電磁波両立性)試験、品質法規全般。
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