カラダをクールダウンさせて消化を整えるバターミルク チャーチャ(छाछ[chācha])
インドでは伝統的な飲み物で、バターを作る過程で残る液体、またはヨーグルトを水で薄めたもの、それらに塩、スパイスを混ぜて作ります。
マサーラーチャーチャ(मसालाछाछ[masālāchācha])とも言います。
ミネラル、カ リウム、カルシウム、ビタミンB12、リンなどの栄養素に加えて、乳酸菌も含まれていて、健康に良いと言われています。
効果
夏の脱水症状の予防、冷却効果、体に潤いを与え、体内の水分バランスを保ちます。胃酸を防ぎ便秘を解消、高血圧、心臓の問題にも良いとされます。カルシウムが骨や筋肉に強度を与えます。免疫力アップも期待されます。
作り方 1人分 200ml
無脂肪ヨーグルト(普通のヨーグルトでも) 大さじ3(お好みで増減)
水 約175ml(ヨーグルトと合わせて200mlになるぐらい)
スパイス クミン、ブラックペッパー、ターメリックなど(お好みで)
岩塩 1つまみ
あれば、ミントやトゥラシーなどのフレッシュリーフ
ブレンダーやミキサーで混ぜます。
朝食にとありますが、昼食にもいただけます。(夜間は避けます)
さっぱり、薄い塩味なのでいろんな食事に合いそうです。
禁忌:自分の状態をよく観察してみましょう
発熱時:冷たいものや酸っぱいものを食べたり飲んだりすることはお勧めされません。
関節炎、関節痛、筋肉痛:関節の こわばりや痛みなどが悪化する可能性があります。
風邪と咳:症状が悪化する可能性があります。
日本では寒い時期(11〜5月)には避けた方が良いです。
アーユルヴェーダ(आयुर्वेद[āyurveda])では
भोजनान्ते पिबेत् तक्रं दिनांते च पिबेत् पय:।
निशांते पिबेत् वारि: दोषो जायते कदाचन:।
bhojanānte pibet takraṃ dināṃte ca pibet payaḥ |
niśāṃte pibet vāriḥ doṣo jāyate kadācanaḥ |
食べ物を食べながらバターミルクを飲み、午後(夕方、おやつ)に牛乳を飲み、午前(朝)に水を飲む人は、体にいかなる欠陥や病気も持っていません。アーユルヴェーダの文献より(wikiより)
ラッスィーとバターミルクはどう違うのか?
同じヨーグルトからできたものですが、
ラッスィー(लस्सी[lassī])はヨーグルト成分が多く、甘くて果実が入っていたりりとデザートやおやつ感覚のもの(塩ラッスィーもあります)
バターミルク(छाछ[chācha])は食事と一緒に飲んで、消化の働きを整えるイメージです。
スーパーやコンビニでペットボトル飲料や乳酸菌飲料を見ると、つい購入してしまいます。お手軽な時代です(大丈夫です、笑)
この夏は手作りバターミルクをぜひ!試してみてくださいね。