ジャパ瞑想:マントラの数え方 2つの方法
ジャパとは
ジャパ(जप[japa])はヨーガ(योग[yoga])の代表的な瞑想 ディヤーナ( ध्यान [dhyāna])の一つです。
ज [ja]ジャ = जय [jaya]ジャヤ(打ち勝つ)
प [pa]パ= पाप नाशक[pāpa nāśaka]パーパ・ナーシャカ(過去の罪を滅ぼす)の意味があります。
対象の音:マントラ(मन्त्र[mantra] )に心を繋ぎ、108回繰り返します。
正式には108回ですが、54回、27回でも良いそうです(やらないよりやった方が良い)。
सगुण ब्रह्म विषय मानस व्यापार:
saguṇa brahma viṣaya mānasa vyāpāra:
サグナブランマ ヴィシャヤ マーナサ ヴャーパーラハ
『瞑想とは、心を一つの対象(全体世界の秩序と法則の姿)につなぐ、
心の行いである。』
※ヴェーダーンタ サーラ(वेदान्तसार[vedāntasāra] )15世紀半ばの一元論の入門書より。
ジャパの2種類の数え方
1)マーラー(माला[mālā])を使った数え方
上の写真では菩提樹の実 ルドラークシャ(रुद्राक्ष[rudrākṣa])が108個(+1個)繋がったマーラーを使用しています。
中指、人差し指、小指を揃えたところにマーラーを掛けて、親指で一つずつずらしながら数えます。人差し指(エゴの指)は使いません。
起点(+1個)の一つだけ飛び出している実のところから始めます。
もう一巡する時は起点をまたがず折り返して(ひっくり返して)数えます。
2)指を使った数え方
❶左手薬指第一関節に親指の先をつけます。ここが起点です。
❷第二関節
❸小指第二関節
❹小指第一関節
❺薬指先端
❻薬指先端
❼中指先端
❽人差し指先端
❾人差し指第一関節
❿人差し指第二関節
※上の説明も修正しました。
親指を番号順に沿ってずらして数えます。
いろいろな方法がありますが、私の習った方法です。
右手の指を同様に併せて使い100まで数えることができます。
道具を使わないのでどこでもできるのが利点です。
जप ジャパ瞑想で使う代表的 मन्त्र マントラ
目的別マントラをご紹介
① ओम् [om]オーム
聖音:強力な音なので早く精神的修行を達成したい人へ
② ओम् गं गणपतये नमः [om gaṃ gaṇapataye namaḥ]
オーム ガン ガナパタエー ナマハ
人生の困難を無くしたい
③ ओम् नमः शिवाय [om namaḥ śivāya]
オーム ナマ シヴァーヤ
ネガティブから自由に!
④ ओम् नमो नारायणाय नमः [om namo nārāyaṇāya namaḥ ]
オーム ナモー ナーラーヤナ ナマハ
慈悲深く優しい人に(ヴィシュヌ)
⑤ ओम् श्री महालक्ष्म्यै नमः [om śrī mahālakṣmyai namaḥ]
オーム シュリームマハーラクシュミイエー ナマハ
豊さと美しさ
⑥ ओम् ईशाय नमः[om īśāya namaḥ]
オーム イーシャーヤ ナマハ
全てに(मानस जप [mānasa japa ]マーナサ ジャパ 心の中で唱えます)
⑦ 南無阿弥陀仏
仏教がしっくりくる方
その他、チャクラ(चक्र[cakra])に対応したビージャ音(बीज मन्त्र[bīja mantra]種子のマントラ)を唱える方法もあります。
意味と伝統のある音で、自分の好きな目的とフィーリングに合う音を選びましょう。言葉の意味に想いを繋げていきます。
ポイント
自分の欲求のためにではなく、他への幸せ平和を願うことによって、エゴを減らし心を浄化すると言われています。毎日5分から始めてみましょう!
ओम् शान्तिः शान्तिः शान्तिः [om śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ]
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
※ソーハム瞑想・アジャパジャパを実践してみたい方はコチラ