エーカーダシー(एकादशी[ekādaśī])とは?
エーカーダシーについて調べてみました。
サンスクリット語の意味は11(エーカダシャ(एकादश[ekādaśa]))。
女性名詞ではエーカーダシーと伸ばします。(イーで終わる女性名詞(ईकारान्तः-स्त्रीलिङ्गः [īkārāntaḥ-strīliṅgaḥ])勉強中です。
満月と新月から(月齢)11日目のことです。ヒンドゥー教ではこの日に断食(ウパヴァーサ(उपवासः [upavāsaḥ]))をして、お祈り(ジャパ (जप[japa])や聖典の勉強(シャーストラーデャヤナ(शास्त्राध्ययन[śāstrādhyayana]))、瞑想(デャーナ(ध्यान[dhyāna]))、沈黙で過ごすこと(マウナ(मौन[mauna]))などをするとよいそうです。
断食(ウパヴァーサ(उपवासः [upavāsaḥ]))
断食といっても水も飲まない、水しか飲まない、穀物(米など)野菜を食べないなどいろいろあるそうで、フルーツやナッツ、タピオカ、おいもは食べても良かったりします。
お祈り(ジャパ (जप[japa])
短いマントラ(मन्त्र[mantra])や(ビージャ(種子)マントラ(बीजमन्त्र[bījamantra])などを繰り返し唱えます。
アジャパージャパ((अजपा जप[ajapā japa])
ソーハム瞑想((सोऽहम्[so'ham])とも、
ソーハムを心の中で繰り返し唱えます。
ヴィシュヌ・サハッスラナーマ(विष्णुसहस्रनाम[viṣṇusahasranāma])の
チャンティングも勧められます。
ヴィシュヌ・サハッスラナーマは叙事詩『マハーバーラタ(महाभारतम्[mahābhāratam])』の物語中クルクシェートラ(कुरुक्षेत्र[kurukṣetra])の戦いで傷ついた一族の長ヴィーシュマ(भीष्म[bhīṣma])が死際で、ユディシュティラ(युधिष्ठिर[yudhiṣṭhira])へ伝えたストートラ(讃美歌 स्तोत्र[stotra])です。
ヴィシュヌ(विष्णु[viṣṇu])の1,000の名前(サハッスラナーマ(सहस्रनाम[sahasranāma]))を唱えることであらゆる苦しみ、悲しみから自由になって解放されると言われています。
聖典の勉強(シャーストラーデャヤナ(शास्त्राध्ययन[śāstrādhyayana]))
断食でできた時間の余裕をバガヴァッドギーター(श्रीमद्भगवद्गीता[śrīmadbhagavadgītā])やウパニシャッド(उपनिषद्[upaniṣad])などの聖典の自分の本質を知る勉強などに使います。瞑想(ディヤーナ)や沈黙(マウナ)などで心が鎮まったところに勉強の内容が染み渡っていきます。
2024年2月のエーカーダシーは?
2月6日(火)と 2月20日(火)です。(月におおよそ2回)
※ パンチャーンガ(ヒンドゥ暦) のカレンダーより。
今年はエーカーダシーを意識して過ごすのも良いかもしれません。
(今までは正直そこまで真面目に断食を実行してませんでした。反省!)
あらら、エーカーダシーのメニュー紹介をしようと思ったのですが、
それはまた次回(笑)
※エーカーダシーメニューを追加しました
タピオカキチャディー