そのままだった
金曜日。朝から通勤電車でググった。
今日はリアム・ギャラガーの映画『AS IT WAS』を絶対観に行く。
僕は自分との約束は何よりも大事にする。
自分を無碍に扱うと見放されたら終わる。
だから叶える。
観た、感じた。内容は言わない。
とにかく最高にロックンロールで心の中がビート刻み出す。これって、どんなエナジードリンクよりも効果あるはず。
おかげで歩いて10キロ以上ある道のりをリアムの曲、oasisの曲を聴きながら、最高に楽しい道を歩いて帰ろうという気分になっている。
その前にビールを嗜む。なんて幸せなのか。
懐かしいこの感覚。久々に会う自分のような気がする。
1年くらい放ったらかしにしていた。そんなの可哀想過ぎる。自分の面倒は自分で見なきゃ誰も見てくれない。自分の一番の関係者はもちろん自分だ。
自分の内なる声に耳を傾けて。何をやりたいって言ってる?音楽を全力で楽しみたいなら楽しませてあげよう。
そのあげた水はいつか実となる。ならなくても誰も困らない。そういう付き合い方をしよう。
いつの日か僕は世間に生きて、世間の言う大人になっていた。厳密にはなってるフリをしてた。
そうじゃないだろう。この映画に惹きつけられて観た僕はそれを求めていたんだろう。
あの頃の感覚。むき出しの自分に帰る。
そうだ。僕は変わらずそのままだった。
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