あと1年の命
僕の寿命は34歳。
だと思い込んで15年くらい経っているかもしれない。僕の本当の寿命なんて誰にも分かりゃしないのに、僕はそう信じて止まない。
科学的根拠は無いが、その先が想像つかないので15年前にそう決めた。
それからというものの、あと10年…5年…とカウントダウンして来た。
このカウントダウンが良い方に働いて、その都度、「恐れてても仕方ない!だってあと5年年しか生きられないなら後悔しないように!」となる訳だ。
そして今、あと1年というところまで来ている。
僕の心情はカウントダウンが近づくほど緊張感が増しているかと思いきや、むしろ逆で困ったものだ。
理由は単純で、34歳より先の人生が少し想像ついてしまっているからというもの。
ね、困ったものでしょ?
それも、想像つくと言っても周囲の人たちの生き様を見ていて、その頃には自分も。と考えてしまっているだけで、自分自身の内から出てきたものではないということ。
ほとんどの人間はそうやって目標を立て続けてステップアップするのだろうが、僕はそういう生き方をしてこなかったからか、もう今しかないぞ。という生き方の方が性に合っている。
本当は毎日が最後と思って生きれれば良いのだが、僕はアホなので明日もあると気づいてしまう。
もっと賢くてそう思い込ませられる頭脳をしていたかった。
改めて。あと1年しかないとマインドセットして恐ることなく生きる。
ペース配分は度返しで、楽しく走り抜けよう。
もしそれより先の人生があったらラッキーくらいにしておこう。