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47 paper trip #40旅目 「三重県」 by KAMI
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします〜!
今年最初の旅先は、三重県。
三重県のひとつ目の切り絵は、こちら。
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おかげ横丁・おみやげやのおかげ犬みくじ。
伊勢神宮近辺にあるこのお店。
おかげ犬とは、江戸時代のお伊勢参りに行けない飼い主の代わりに参拝する犬のことを言うらしい。
そんな健気な犬をモチーフにした陶器のおみくじは、3種類。
赤い紐を引っ張るとおみくじがででくるんだそう。
おかげ犬みくじ用の座布団もあるみたいので、セットで買って愛でたいな。
新年一発目の paper trip は、やはり神聖な場所へ!
ということでお伊勢さんのある三重県に。
この時期は、神社仏閣がそこそこ好きな身として、やっぱり神社に行きたくなるっ!
でも去年同様、陶器のマスコット付きのおみくじを選んでいるあたり、私のみくじ好きがあからさますぎて笑っちゃうな(笑)。
友人知人からお伊勢参りの話を色々聞いたけど、おかげ犬のことは、最近知って気になっていた。
自分が行けないから飼い犬を参拝に行かせる発想をする江戸時代の人々にはびっくりだけど(笑)、健気で利口なわんこの話に感激しちゃった。
おみくじの中身も気になるけど、お家に持って帰って、この愛らしい陶器のわんこを番犬代わりに玄関に置きたい。
もちろん別売りの座布団をつけて!
✳︎
次の切り絵は、こちら。
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すし久のてこね寿司。
江戸時代からある老舗のこのお店は、伊勢志摩の郷土料理であるてこね寿司が食べられる。
てこね寿司は、カツオを醤油に漬けたものをご飯と一緒に豪快に手で食べたのがはじまりらしい!
甘辛い醤油たれと肉厚のカツオ、地元産のコシヒカリの酢飯のバランスは、間違いなく安定のおいしさが待っていそう。
ここのてこね寿司は、松竹梅と3種類あるらしいので、その日のコンディションに合わせて、セットメニューを決めたいな。
このお店も、伊勢神宮近くにあるらしいので、参拝帰りに行ってみたいところ。
カツオ大好きなので、とても惹かれてしまった。
あと伊勢志摩って、カツオ漁が盛んだったということを知らなかったな!
そして昔は手で食べていたいう事実も驚き(笑)。
おかげ犬然り、昔の人の発想って、時々面白いなって思っちゃった。
このお店の建物も明治時代のけやき材が使われていたりと、かなり趣があるそうなので、建築鑑賞もついでにしてみたいな〜。
そんな感じで今回の三重の旅は、おしまい。
次回は、どこに行こうかな〜。
この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、全国38ヶ所を旅しました。みなさんのゆかりある土地や行ってみたい旅先での新発見はありましたか?次の旅もどうぞお楽しみに。
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KAMI
熊本県出身長崎県在住の、切り絵作家。半立体的で柔らかな色合いの切り絵が特徴です。Instagram に全ての作品が掲載されています
https://www.instagram.com/kami_memor_art3
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