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47 paper trip #42旅目 「石川県」 by KAMI
今回の旅先は、石川県。
石川県のひとつ目の切り絵は、こちら。
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『旬彩和食 口福』ののどくろひつまぶし。
加賀百万石の台所と言われる、近江市場にあるこのお店。
金沢の美味しい魚介料理が堪能でき、高級魚ののどくろも食べられちゃう。
のどくろひつまぶしは、3つの食べ方があるんだそう。
① そのままわさび醤油をつけて食べる。
② ひつまぶしの中心にあるウニを醤油で溶いてからかけて、海苔や小ネギ、大葉をお好みで乗せて食べる。
③ あとで出てくる熱々のお茶だしをかけて、あられとわさびをお好みでいれ、お茶漬けにして食べる。
… 他に茶碗蒸しやお味噌汁まで付いてくる。
存在を知っちゃったら、すぐに食べに行きたくなる一品。
石川は、金沢21世紀美術館がきっかけでずーっと行ってみたいなと気になっている県。
一度家族で行こうかと話が出たことがあって、色々調べたら美味しい食べ物も多くて、更に行きたい場所に。
いくつか食べてみたい候補の一つがのどぐろで、このひつまぶしは思う存分楽しめそう。
3タイプの食べ方があるけど、特にしたいのは2番目の食べ方。
はあ、あまみのある脂がのったのどぐろに、うに醤油なんて贅沢すぎる。
食べたすぎて、もうよだれが出てきそうなのでここまで(笑)。
✳︎
次の切り絵は、こちら。
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『金澤おでん 赤玉』のおでん数種類。
このお店は、昭和2年に創業して以降、金沢おでんの名店のひとつで有名なところ。
金沢おでんは、金沢ならではの食材を使った具が特徴的。
切り絵にした具は、上から時計回りで、
・しのだ巻き(ぜんまいをおあげで巻いたもの)
・卵焼き
・赤玉(パプリカを練り込んださつま揚げの中にうずら)
・バイ貝
・車麩
・金沢生麩
・赤巻
熱燗飲みながら、食べたくなっちゃう。
ここもずっと気になって、気になってしょうがないお店。
以前テレビでギャル曽根さんがちょー美味しそうに頬張っているのを見て、いつかは食べなければ!と思っている。
金沢じゃないと食べられない具があるってところも魅力的。
でもまさか卵焼きもあるとは思わなかったな(笑)。
定期的に通ったら、他の具も知って、新たな発見もありそう〜。
金沢で食べたいけど、いっそお家の近所に欲しいな〜(笑)。
という感じで、今回の石川県の旅はおしまい。
次回は、どこに行こうかな。
この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、全国42ヶ所を旅しました。みなさんのゆかりある土地や行ってみたい旅先での新発見はありましたか?次の旅もどうぞお楽しみに。
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KAMI
熊本県出身長崎県在住の、切り絵作家。半立体的で柔らかな色合いの切り絵が特徴です。Instagram に全ての作品が掲載されています
https://www.instagram.com/kami_memor_art3
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