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47 paper trip #15旅目 「青森県」 by KAMI

今回の旅先は、青森県。
青森県のひとつ目の切り絵は、こちら。

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『Cafe 4匹の猫』の青森県産りんごのアップルパイ。
実はここ、青森県立美術館の中にあるお店。
シンプルに美味しいそうなアップルパイは、青森県産りんごのワイン煮がごろごろ入っている。
生地もサックサクで、りんごとパイ生地の相性が抜群に良いみたい。
飲み物もセットでついてくるので、美術鑑賞の後に訪れたらいい休憩になりそう。

個人的に青森の行きたいところ No.1 な青森県立美術館。
奈良美智さんの作品が好きで、奈良さんの作品がたくさんある青森県立美術館に前々から行ってみたかった。
年始の NHK の日曜美術館でこの美術館が特集されたらしく、その宣伝映像を見たけど、しんしんと雪降る外に佇む、奈良さんのあおもり犬にちょっと哀愁を感じて、なんだか心惹かれてしまった。
写真で雪に埋もれるあおもり犬を何度か見たことがあったけど、その映像を見たら、静止画と動画で感じ方が違う気がした。
現地で観れたら、多分感動しちゃうな。

そんなわけで、どうしても冬の青森県立美術館に行きたくて、美術館の中にあるカフェのケーキセットになっちゃった。
アップルパイをはじめ、どの料理も県産の食材を使用していて、想像以上に美味しかったという評判をいくつかみたので、色々食べてみたくなる。
あとこのカフェのメニューブックは、芸術家の山内文夫さんが手がけており、どうやら絵本仕立てになっているとか。
美術館だけじゃなく、カフェもしっかり楽しみたいから、行く時は予定を詰めすぎないようにしないと!



ふたつ目の切り絵は、こちら。

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『白神ワイナリー CIDER ROOM GARUTSU』のシトリンとエール。
青森県産のりんごを使ったお酒を販売しているこのお店。
左のシトリンは、白ワイン酵母を使ってできたりんごの辛口ワイン。
右のエールは、ビールでよく使われているエール酵母でできたクラフトサイダー。
ラベルのデザインがどれもお洒落で、パケ買いしたくなる。
お土産にもぴったりな逸品。

この連載初のお酒切り絵。
昔一度だけシードルを呑んだことがあって、りんごならではの爽やかな味わいが好きだった。
でも中々住んでいる地域の飲食店では見かけないので、りんごの名産地ならシードルあるかな〜?と思って探したら発見した。
とにかくこのお店のラベルデザインが可愛くて、可愛くて …
パケ買いしがちな私には、刺さってしまった〜!
ラベルが可愛いと誰かにあげたくなるし、自分用でもお部屋に飾っても良さげだなあ。
あ、このお店では、シードルのことを英語読みのクラフトサイダーって呼んでいるので、ジュースと勘違いしないように!
私は、初めて見た時てっきり炭酸ジュースのことだと思っちゃったよ(笑)
通販もされているようなので、近々買ってみようかな〜!



最後の切り絵は、こちら。

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『津軽衆』の貝焼き味噌。
青森の郷土料理が楽しめる居酒屋さん。
郷土料理の一つである貝味噌焼きは、帆立の貝殻を鍋に見立て、だし汁、帆立、ねぎ、溶き卵、味噌を入れて煮込んだもの。
冬の寒さで冷えた体を温めてくれそうだし、お酒呑みながら食べても美味しそう。
このお店の貝焼き味噌は、一個100円とお財布に優しいところも魅力的。

青森って、とても雪国なイメージなので、絶対冬に行くならあったか〜い食べ物が食べたくなるはず。
せんべい汁やご当地ラーメンもめっちゃ惹かれたけれど、貝焼き味噌は馴染みがなかったので、チョイスしてみた。
ふわふわしていて美味しくて、青森の地酒とも合うという評判らしいので、お酒呑む人にも堪らないだろうなあ〜。
ちなみにイガメンチというイカと玉ねぎのメンチカツも名物で、それもお酒に合う濃い味わいで美味しいらしいから気になっちゃう。
青森でお酒呑みたいときは、このお店で決まりだな(笑)。

青森の旅は、これでおしまい。
さてさて、次はどこの県に行こうかな。


この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、長野県〜長崎県〜高知県〜埼玉県〜鹿児島県〜宮城県〜島根県〜山梨県〜京都府〜鳥取県〜栃木県〜福井県〜青森県を旅しました。次の旅もお楽しみに。

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KAMI
切り絵作家。
https://www.instagram.com/kami_memor_art3

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