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2024.12.10 | 考え中 #02 — ぼくがやりたいのは経済活動ではない

立ち上げ当時、資本の大きいギャラリーが得をして(続けられて)、その経済活動のために作家が疲弊していく仕組みには加担はしないということだけはハッキリとしていた。そりゃあ人気作家の取り合いになるよね、と。

今日の考え中

 

ただのケチな偽善者


自分の頭の中を note に書きはじめたことでだいぶ整理されたことがある。ほぼ「ひとり」で抱えていたことだったから対話がうれしい。

「読んだよ」と声をかけてくれたり「自分はこう思っている」と意見をくれたりするひともいて、本当に言葉にしてよかったと思うと同時に、想像以上の購読数を前に、有料にしたことによるプレッシャーを感じている。内容が薄いとか、短いとか思われてないかな、とか、2回目は誰も買ってくれないだろうな、とか、そういう風に、ネガティブにネガティブに考えてしまう。思えばずっとそうだったかもしれない。

ダメかもしれない。お金を取るほどの価値はない。タダで渡せるものはできるだけタダで渡したい。お金儲けが悪だと思ってきたし、お金を使い過ぎることも悪だと考えてきたぼくは、ただのケチな偽善者なのかもしれない。そんな疑念から、今回考えていることをただただ書き連ねる。
 

ぼくがやりたいのは経済活動ではない


東京・末広町にお店を構えて7年。

立ち上げ当初、スペースの使用料を取らず、売上に対する30%の販売手数料だけでやると決めた。

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