Vol.13 記憶ってなんだろう。
La mémoire est toujours aux ordres du cœur.
(Antoine de Rivarol)
【訳】
記憶は常に心に従うものです。
(アントワーヌ・ド・リヴァロル)
【語彙】
mémoire (f) : 記憶
なお、男性名詞の≪ mémoire ≫という語も存在します。
その際には『①研究報告、論文 ②回想録 ③見積書』の意味になります。
toujours :【副詞】いつも、常に
aux : 前置詞 à と定冠詞 les の縮約形。
ここでは ≪être aux ordres de +名詞≫(~の命令に従う、~の意のままになる)の形で使われています。
ordre (m):命令
cœur(m):心臓、ハート
【メモ】📝
様々な意味を持つ語については、この文脈の中で一番近いものを選んで訳させていただきました。
【略語】
(m) = masculin 男性名詞
(f) = féminin 女性名詞
(pl) = pluriel 名詞の複数形
【豆知識】
アントワーヌ・ド・リヴァロルとは?🧐
1753年6月26日ラングドック地方生まれ。4月11日にベルリンで没しました。十八世紀の偉大な文学者、ジャーナリスト、政治評論家です。
ヴォルテールの弟子としても知られています。
フランス革命の際、君主主義を擁護したことで有名ですが、
後に亡命を余儀なくされました。