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ちぶり通信|島暮らしの記録

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島流しになった男の隠岐郡知夫里島での生活の記録。地域おこし協力隊インターンとして7ヶ月活動した。
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記事一覧

ちぶり通信15_離島。島暮らしの教訓

8月11日に7か月滞在した知夫里島を去った。皆様お世話になりました。 光陰矢の如し。7か月は…

ちぶり通信14_多くの友達が島に遊びに来てくれた

7月、旧友が知夫里島に遊びに来てくれた。大学時代の友達、フランス留学時代に出会ったオラン…

ちぶり通信13_ヨットで隠岐から本土まで

前回の話の続きとなる。 旅人を拾った私はその旅人と一緒にヨットで隠岐から本土まで向かうこ…

ちぶり通信12_夕暮れに染まる島

旅人を拾った。 「この近くで風呂だけ入れる宿はありませんかね?」 観光協会の電話口でそう…

ちぶり通信11_失われつつある故郷について

知夫里島に来てからというもの、よく地元のことを思い出す。そんな私の地元について書きたいと…

ちぶり通信10_島は副業・複業先進地域だった!

副業ってなんか最先端の匂いがしますよね 副業。 2000年代頃から注目され続けてきている概念…

ちぶり通信9_タヌキの楽園へようこそ

すっかり春になった。 赤ハゲ山は野大根の花が咲き乱れ、ホケキョと鶯が鳴いている。海のトーンも数段階アップし青々としている。 島の春は美しい。 話題は変わるが、知夫里島はまるで島全体が放牧地かの如く、草をむしゃむしゃと食べる牛をよく見かける。 そんな牛よりも、よく見かける動物といえばタヌキである。 赤ハゲ山に登れば、牛と一緒に食べものを物色しているタヌキを観察することができる。 別に赤ハゲ山だけにとどまらず、民家の周りにも、道にも、排水溝にも、藪にも、至る所にタヌキ

ちぶり通信8_島の噂は光より早い

島の噂が回る速度は早い。 異常に早い。 人類が作り出したものの中で一番早いかも知れない。…

ちぶり通信7_骨のおれる日々

骨折した あなたが知夫村で松葉杖をついている丸メガネの男性を発見したら、十中八九、私で…

ちぶり通信6_渡る世間はベラばかり

スランプ発生中 ベラしか釣れなくなった。 アジやカサゴがよく釣れていたが急にベラしか釣…

ちぶり通信5_こだまでしょうか

「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。 「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。 「こ…

ちぶり通信4_島の予想以上に生活費がかからない生活

齢27にして時給1000円、労働力しか売るものがない裸の労働者、ワイ。 これだけ書くと甚だ自…

ちぶり通信3_冬の知夫里島、雪に眠る

かなりの、雪です 昨日からひたすら雪が降り続けている。 外は深いところではひざあたり(か…

ちぶり通信2_俺から笑顔を奪うなァ!〜M1グランプリから学ぶ〜

M-1グランプリの敗者復活戦、バッテリィズの漫才がすごく面白かった。 北海道旅行に行くのでオススメのスポットを教えるという設定の漫才である。 ボケのエースさんがアホという設定なのだが(実際にアホから知らないが)、アホなりに物事を解釈してアホのオリジナルな見解を披露していくのが面白かった。 その中で興味深いセリフがあった。 札幌時計台を観に行くことで歴史の勉強が出来ると勧めた相方に対して言い放った、「なんで旅行中に勉強せなあかんねん、俺の笑顔を奪うなァ!」というセリフであ