履き心地イマイチの靴下
本来なら「履きごこち最高の靴下」とか、そういうのを取り上げるものでしょう、持っていてよかったものシリーズなんだし。
履き心地の良い靴下なら何足も持っている。
スーパーMonoprixで売られているBleuforêtの薄い靴下なんて、気づいたら色ちがいで10足くらい買っていた。伸びが良くて足にぴったりフィットして、違和感がまったくない。靴を選ばず、季節も選ばず。洗っても乾きが早い。嵩張らないから旅行に持っていくにも最適。
ただし、この薄さとフィット感と引き換えにか、生地の傷むのが少々早いようだ。基本的にはスニーカーとしか合わせていないのに、気づくと足首の後ろが擦り切れてしまっている。最近になって何足も処分した。
新しいのを探しに行ったけれど、今季のコレクションには気に入る色がない。そこで、改めて補欠組の手持ちの靴下を引っ張り出してきて、履いてみている。
履き口のゴム以外ほぼコットン100%で、伸びが悪くてくるぶしのあたりが「もさっ」とする靴下。土踏まずにも妙な皺が寄る靴下。具体的には2000年代前半に買ったMarimekkoとDoré Doréである。
マリメッコの縞模様の靴下は、見た目は最高に好きで、色ちがいで5-6足を所持している。ただし履き心地がイマイチに感じるのと乾きが遅いので、敬遠していた。これぞ箪笥の肥やし。
でも待てよ、買ってからかれこれ20年近く、敬遠しがちとは言え洗濯も結構な回数に上るのに、穴が空くどころか擦り切れる気配すらない(だから捨てずに持ち続けているんだけど)... めちゃくちゃ堅牢なのでは?
Doré Doréの無地の靴下の方も、マリメッコより薄手なのに擦り切れない。素材がいいと、ここまで持ちがちがうものか。お値段は高めだった記憶だけれど、確かセールで買ったんだ、これは。
色が綺麗で気に入った靴下は長く履きたいから、これからは伸びの悪そうなコットンの靴下に注目して探そうかと思い直している。