フランス、自然療法あれこれ。
昨日から、半年ぶり(たぶん)に
パリのレストランやカフェが
テラス席のみ再開になった。
フランス人は真冬でもテラス席が大好き。
長い間、テラス席用のテーブルや椅子が
閉店しているカフェの中に積まれているのを
ガラス越しから見ていたので、
私もこの日を待ちに待っていた。
しかし、仕事で缶詰だったことや
溜まっていた疲れが一気に出て、
昨日は外出ができず
久しぶりのカフェ体験ができなかった。
私はいつも相当元気なので、
ちょっと疲れただけで
すごく重病にでもかかったような感覚になる。
例えば、37度の熱が出ても
まるでこの世の終わりみたいに感じて
高熱にうなされてるような状態に近くなる。
そんな時にお世話になっているのが、
アロマオイルとハーブティーだ。
私は疲れると、必ずと言っていいほど
ある場所に同じ症状がでる。
そこで、今回は
ティトゥリー、オレガノ、ローズマリーを
1滴ずつはちみつに混ぜて
紅茶と一緒に飲んだ。
フランスでは薬局などで高品質で豊富な
アロマオイルが手に入るので
私にとって、とても身近なものになった。
症状を言うと、薬剤師さんが選んで
飲み方も教えてくれる。
(日本では飲用アロマオイルがあるかわからないので専門家にお尋ねください。真似しないでくださいね)
そして、このアロマオイルが効果覿面だった。
37度で高熱に感じてしまう私なので
単純なのかもしれないけれど、
ほぼ一日で辛かった症状は消えた。
それに加えて、ハーブティーも
煮出して飲んでいる。
薬草薬局があり
(日本の漢方薬局みたいなもの)
ここでも、専門家がその人にあった
薬草茶をミックスしてくれる。
私がよく行く薬草薬局は
いつもたくさんの人が訪れる。
くわしくは知らないけれど、
フランスでは、薬の摂取量が多いことが
よくニュースに出る。
その一方で、自然療法については
日本よりオープンで
かなり認められているように思う。
一昨年、パリでインプラントをした時も
痛み止めなどの他に
ホメオパシーの薬も処方された。
昨年の夏、フランス南西部の友人夫婦宅で
蜂に刺され、足が膨れ上がった時も
友人はホメオパシー数種類をくれた。
ちなみに、その友人はお医者さんである。
今回、症状が辛かったので、
一応病院を予約した。
ロックダウン以降、ビデオ診察になったので
実はそれを体験してみたかった、
という理由もある。
フランスでは、かかりつけ医の
登録をするシステムになっており、
まずはその先生に診察をしてもらうのが常だ。
病院といっても、大きな病院ではなく
小さなキャビネで、人のお宅に
お邪魔しているような感じである。
実際の予約の当日は
すでにほとんど快復していたけれど
キャンセルせずに受診してみた。
触診などが必要だったり
診察の種類よるが、なかなか便利だと思った。
具合の悪い人が歩いて出向く必要もないし、
待合室で長い間待つこともない。
こういう状況にならなければ、
ビデオ診察が普通に行われるようには
ならなかったかもしれない。
なにはともあれ、
好きなことを職業にしていると
休まないで仕事をしてしまう傾向がある。
せっかく授かった身体は
大事にしていこうと、
あらためて思う数日間だった。
よし、今日こそはカフェのテラスで
のんびりしよう!