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こんな表情できるの小栗旬だけじゃない?「映画 人間失格」
映画「人間失格〜太宰治と3人の女たち〜」を観ました。
人間失格を一番最初に読んだのは高校の国語の授業、確か意味が良くわからなかったけど、なんかすごい小説なんだろうなぐらいに思っていました。そこから10年が経ち、この映画を観ました。
この映画は「人間失格を書く太宰治の生涯」がストーリーになっています。
舞台は終戦後の日本。
小栗旬演じる太宰治は狂っていて破天荒。
ずっと飲み屋で飲んだくれています。だけど、色気があって、女性には優しくて、人間らしいところも垣間見える、モテ男っぷりが存分に感じられます。
周りの女性たちも魅力的でした。
太宰治の妻を演じる宮沢りえは夫の才能を信じて、健気に優しく支え続ける妻を演じています。夫の前では涙を見せないその姿勢からは強さを感じました。
太宰の愛人を演じる沢尻エリカはまず何と言っても美しい。そして話し方や言葉の使い方から知性を感じます。こんな魅力的な女性に言い寄られたらそりゃー仕方ないよね。
太宰の最後の女を演じる二階堂ふみは役の魂が乗り移ったかのよう。難しそうな役なのにみていて違和感が全くありません。
そんな3人の女に翻弄される太宰治は一人一人に対して接し方が変わり表情も変わります。
映画を観終わって思ったのは・・・
私は太宰治みたいな破天荒な生き方は絶対できないなぁ。そして正直共感できない部分の方が多かった笑。
でも、小栗旬さんの素晴らしい演技からは「天才の苦悩」がこれでもかと言うほど感じ取れました。本当に素晴らしい演技だったと思います。
天才だからこそ苦悩するのかな。
周りから期待されてそれに応え続けないといけない。
そのプレッシャーはどんなものなんだろう。
残念ながら、今の私の頭では想像することもできません。
監督の蜷川美香さんは小栗旬さんをキャスティングした理由をこう語ります。
太宰治本人の物語を作りたい。そう思いついた時からこの役を出来るのは絶対に小栗旬しかいないと思っていました。スターである彼にしか見ることの出来ない景色、トップを走り続けているからこそ抱える孤独、誰もまだ見たことのない小栗旬。連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました。魂を賭けた芝居に毎日震えています。これをやるための今までの人生だね、と2人で話しています。ご期待下さい。
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