成長のマインドセット~心のブレーキの外し方~(作者 吉田行宏)
本の紹介です。
今回はガリバーインターナショナルで専務取締役をしていた吉田行宏さんが書いた、成長のマインドセットを読んだので概要、ポイント、感想を書いていきます!
概要
人は誰でも自分の人生をより豊かにより幸せにしたいと願っています。それらを手に入れるために『成長』はとても重要な要素だと思います。そして本当の意味での成長はテクニカルな方法を習得するだけでなく、その本質や原理原則を理解する事が重要です。
本書では山田さんと言う1人の会社員を主人公をストーリー展開されておりますが、その合間に読者向けにといかけがたくさん用意されており、自分で内省しながら読んでいくと自分事として理解が深まる内容になっています。
以下より本書のポイントを解説していきます!
成長を阻害するブレーキ
1つ目のポイントは『ブレーキ』です。
成長を阻害する要因の1つは悩みであり、悩んでいる時には自然と行動にブレーキがかかっています。ブレーキがかかる事を減らすために『悩みを減らす5つの方法』を著者は提案しています。以下より、その5つの方法と自分が心に残った方法について解説していきます。
悩みを減らす5つの方法
①ブレーキの存在を知る
②ブレーキを踏まない覚悟
③他責にしないは100%
④結果は選択できないが、行動は選択できる
⑤関心の輪と影響の輪
ここで私が心に残った方法は②,③です。
順番に解説していきたいと思います!
ブレーキを踏まない覚悟
悩みを持ちながら行動にブレーキがかかってしまいます。そこでまずは悩まない決断をしてブレーキを踏まない覚悟をする事が重要です。しかし、悩まない事が難しいと思う人もいると思います。そこで以下のステップを踏んで徐々に悩みを減らしていく事が大切です。
・期間限定で決断する(オススメは2年)
・実践してみる
・悩んだら③④⑤を考える
・実践してみる
要するに継続して行動する事が重要になります。
他責にしないは100%
この言葉を聞くと『チームでやっていて全て自分の責任はおかしい』『責任が大き過ぎてストレスだ』などの意見もあると思いますが、この内容の本質な自分の成長です。
少しでも他人のせいだと考えてしまうと思考停止に陥ってしまいます。他責になるとメリデメを考えて行動しなくなります。そこを自分の成長だと考えた場合に小さい事でもやると決めて行動に移す事ができるので、結果的に悩みにくくなるのです。
成長を促進するアクセル
2つ目のポイントは成長を促進するアクセルです。本書ではアクセルを2つに分けて説明しています。
・自分理念、自分軸アクセル
・正しく強い動機アクセル
自分理念、自分軸アクセル
1つ目のアクセルについてですが、結論は以下の3ステップを踏む事で、自分と会社の共通点を見出すことができ、成長を加速する事ができるようになります。
①自分の目指す事、実現したい事、目標、自分を支えてくれる言葉や考え方を明確にする
②会社のミッション、ビジョン、目標、バリューを明確にする
③会社と自分の共通点を見出して、迷わず自分の目指す事をやり切る
ここでのポイントは①と②で考え方が違う項目もあるかもしれませんが、例えば会社のミッション共感できる項目があるかも知れません。すぐに諦めずに、少しでも近しい観点から共通点を見出す事が大切です。
正しく強い動機アクセル
例えばレンガ積みをしている人に何のために仕事をしているか聞いても、考え方はそれぞれです。
・金をもらうため
・将来腕の立つ職人になるため
・立派な教会を建てて社会に貢献できる為
人によって強い動機の種類は様々で、まずは自分が仕事をする動機を分析する事が重要です。
縦軸に 目に見える/見えない
横軸に 自分(家族)/他者
上の2軸からグラフを作り自分のモチベーションの強いエリアに太くて長い矢印を作ります。
まずは自分の今のモチベーションを分析する事が重要です。そこから、自分が感じること、気づきを内省する事が大切です。
正解ではないですが著者は下記のような気づきがありました。
・どのゾーンの矢印も太くて長い方が成長のエネルギーになる
・自分の動機の源を知ることと他の価値やバランス、強さに関して考えることも成長のアクセルになりえる
・成長とは4つのベクトルとそのベクトルの先にいる相手に対しての価値提示、貢献であり自分で選択できるものである
・各ゾーンの動機の大きさがアイスバーグ成長のエネルギーやアクセルになる
・ただ、右上だけでなく他のゾーンにも強い想いがある人の方が正しく成長する可能性が高いのでは
皆さんもまずは自分の今のモチベーションを分析して見直してみて下さい!
以上が本の紹介でした。Amazon prime会員はAmazon readingで無理購読できますのでお試しください!