勝ち負けには、もちろんこだわるんですが、大切なのは過程です。結果だけなら、ジャンケンでいい。
おはようございます。
今日の言葉は日本の日本の将棋棋士、羽生善治さんの言葉です。
「過程」と「結果」に関する名言はたくさん残っています。
私はとても大切だと考えている要素なので
これからも紹介していきたいと思っています。
先日、サッカーのユーロカップの試合を見ました。
セミファイナル。
手に汗握る大事な試合です。
同点のまま延長戦となり、
トータル120分試合をした後に
PK戦で勝敗が決まりました。
「結果」である「勝ち負け」だけにこだわるなら、
PK戦だけで良かったかも知れません。
120分の「過程」は意味がなかったのでしょうか?
「結果」を得るために「試合」を始めました。
「結果」というゴール設定がなければ
「試合」は方向性を失うでしょう。
「死」という「結果」を求めて
「誕生」から試行錯誤して生きる
私たちの人生と同じです。
120分の中にはドラマが詰まっていました。
喜んだり、怒ったり、悲しんだり、
自分にはどうしようもない場面では
神様に祈ったりもしました。
人生そのものです。
そこまで入り込んで試合を見れたのは
「結果」というゴール設定があったからです。
その結果が
勝ちでも
負けでも
結果を受けた途端に目的地ではなくなります。
前に進む人は
次の目的地に歩き始めるでしょう。
私たちに残るのは
「過程」である試合そのもの。
「過程」で学んだことは
私たちの細胞に記録され
未来の「試合」に活用されます。
様々な見方がありますが、
ほとんどの人間の最終ゴールは
「死」です。
その最終ゴールまで、
いくつものゴール設定をしながら
「過程」で学びを得て前に進みます。
スタート地点を出たばかりの子供に
こんな話は難しいのですが、
サッカーの試合を通じてなら
その感覚を伝えることができます。
私たちの周りには
本当にたくさんの
「人生の縮図」があります。
生命のサイクルが短い花や昆虫
スポーツの試合
将棋や囲碁
色々なアイデアで
子供に伝えていきたいと思っています。
今日、みなさまが身近なものから生きるヒントを得ることができますように。