【番外編】「共創Teaming」が描く未来 ~私の挑戦と夢~第2話:子どもたちと関わる大人たちの笑顔と可能性を広げること
今回は、「共創Teaming」が描く未来についてお話しします。
これまでの経験を通じて私が感じた課題、そして未来に向けて実現したいビジョン。
その中心にあるのは、「子どもたちと関わる大人たちの笑顔と可能性を広げること」です。
答えのある時代から、答えのない時代へ
かつての社会は、答えのある時代でした。「こうなればこうなる」という未来が予測可能で、学校教育もその流れに沿って進められていました。勉強を頑張れば良い学校に入り、良い会社に就職するという安定した道筋が見えていたのです。
しかし、現代社会は大きく変化しています。未来が見えず、何が起こるかわからない「文化の時代」に突入しました。この複雑で答えのない時代において、これまでの「決まったプロセスに従う学び」だけでは通用しません。
今、必要とされるのは、知識やスキル(IQ)を活かしながら、自分自身の目指す方向を見つけ、プロセスを自ら創り出していく力です。そして、それを仲間と協力しながら、時には競い合いながら進めていく柔軟性が求められます。
だからこそ、私たちは「しなやかマインドセット」を育てる教育を実現する必要があるのです。
固定思考からの脱却としなやかマインドセットの育成
「固定思考」とは、「自分の能力は生まれつきで決まっている」と信じ、挑戦や失敗を恐れる考え方です。一方、「しなやかマインドセット」とは、「努力や学びを通じて能力は成長する」と信じ、未来を自ら切り拓こうとする姿勢を意味します。
教育メンタルトレーニングを通じて、私はこの「しなやかマインドセット」を子どもたちに育むことを目指しています。加えて、指導者や保護者にとってもその考え方を広げたいと思っています。大人たちが挑戦を楽しみ、失敗を前向きに捉える姿を見せることが、子どもたちにとって最高の学びとなるからです。
学習塾エデュプレとのコラボレーション ~変化率としなやかマインドセットに注目した指導~
こうしたビジョンを実現するために、私は学習塾エデュプレの塾長・鈴木啓容氏をチームメンバーに迎えました。鈴木氏は、子どもたちの学力向上だけでなく、「変化率」や「しなやかマインドセットの育成」に注目した指導を実践されています。
エデュプレでは、子どもたちがどれだけ努力を重ね、成長しようとしたか、そのプロセスを重視する指導スタイルを取り入れています。
たとえば:
• 挑戦する心を育てる: 点数や結果だけでなく、小さな挑戦や成功体験を評価します。
• 自己成長への意識を高める: 子どもたちが自分自身の変化に気づき、その成長を喜びに変える機会を作ります。
• 未来を創る力を育む: 子どもたちが自分の目標を見つけ、それに向けたプロセスを自ら考えられるよう支援します。
このような取り組みをメンタルトレーニングと組み合わせることで、子どもたちが未来の不確実性に対応できる柔軟な思考と行動力を養うことができます。
社会全体への貢献
教育や子育ての現場を超えて、社会全体に挑戦を楽しむ文化を広げたい――それが私たちのゴールです。
「変化率」に注目し、「しなやかマインドセット」を育てた子どもたちは、失敗を恐れず、自分の未来をデザインする力を身につけます。そして、やがてその子どもたちが社会を支える存在となり、新しい時代を切り拓いていく――そんな未来を作り出すために、私たちは活動を続けていきます。
次回予告:挑戦を通じて見えてきた自分の成長
今回お話しした「未来のビジョン」は、私がこれから歩む道の地図です。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。次回の第3話では、私自身が「ロジェスタ」マスターとして取り組む中で感じた成長や挑戦についてお話しします。
読んでいただき、ありがとうございました。この未来のビジョンが、少しでもあなたの心に響き、未来を考えるきっかけになれば嬉しいです。
読者への問いかけ
今、私たちが生きる「答えのない時代」において、あなたはどのように未来を切り拓いていきますか?
子どもたちや周りの人々が、しなやかな思考で成長していくためには、どのような環境が必要だと思いますか?
ぜひこのテーマについて一緒に考え、次回もお楽しみいただければ幸いです。