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【配信情報】ブック・オブ・ザ・イヤー2023
積ん読ざんまい第36回は、今更ながら2023年にマト文庫とカジワラ珈琲さんが読んだ本と漫画から特に印象に残ったものや、最近の積ん読を紹介しています。
【マト文庫のベスト本】
・激動の現代中国社会を猿まわしと旅した「冒険の本」
『最後の猿まわし』(馬宏傑 著/永野智子 訳/みすず書房)
みすず書房HP 『最後の猿まわし』紹介ページ(写真がとにかく良いので見て欲しい)
・ハードボイルド古道具屋冒険私小説
『金は払う、冒険は愉快だ』(川井俊夫 著/素粒社)
・ヤラセと情熱と伝説の裏側
『ヤラセと情熱 川口宏探検隊の「真実」』(プチ鹿島 著/KADOKAWA)
東京ポッド許可局 第556回「私的流行語大賞2023」(ヤリとは何かについての話)
・我々は赤ら顔のおじさんを受け入れられるか
『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(かげはら史帆 著/河出文庫)
【カジワラ珈琲さんのベスト本】
・BLを超えて、人間関係が楽しい
『いやはや熱海くん 1〜3巻』(田沼朝 著/HARTA COMIX)
・ほの暗らさもある異世界転生おじさん
『Bye Byeアタシのおにいちゃん』(竹内佐千子 著/モーニングコミックス)
・この表紙から号泣する未来は見えなかった
『VRおじさんの初恋』(暴力とも子 著/ZEROーSUMコミックス)
note試し読み(想外の展開に動揺した…)
・一日の終わりを見守ってくれる漫画
『ねこに転生したおじさん 1巻』(やじま 著 ※電子書籍)
X https://x.com/yajima_en?s=21&t=f2YeuaNBLejprLTYTXK2bQ
【気になる積ん読】
・密貿易に沸いた戦後の沖縄と、ある女性の歴史
『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(奥野修司 著/文春文庫)
・会話の面白さと危うさについて、漫画を通して考える
『会話を哲学する コミュニケーションとマニュピレーション』(三木那由他/光文社新書)
・あなたの見ている「青」は私が見ている「Blue」ではない
『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(ガイ・ドイッチャー 著/椋田直子 訳/早川書房)
・予言が外れた後の世界をどのように受け入れて生きるか
『予言がはずれるとき この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する』(L・フェスティンガー他 著/水野博介 訳/勁草書房)
【おまけ】
・猫を飼う者はコレを読んで覚悟を決めろ!
『ノラや』(内田百閒 著/ちくま文庫、中公文庫 他)
冒険の書、ヤラセと捏造、異世界に転生するおじさん…現実逃避したい! という心の叫びが如実に現れた2023年のラインナップでした。忙しいあまり記憶がない。(編集しながら過去回聞き直したりしてましたが、記憶になさ過ぎてほぼ別の番組を聞いている感じでした。どうかしている…)
2024年も夏頃は一旦お休みをいただくなど、前半は忙しくなる予定ですが、合間をぬってニッチで面白い本を紹介していきますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします!