最終話 神奈川から熊本まで鈍行列車で行ったよ、はじめての一人旅 島根~熊本編
5日目
出雲へ
神戸の街を堪能して、次なる目的地、出雲を目指すことに。
本当は広島に行きたい気持ちがあった。
ただ、旅に出る前、旅行にすら普段いかないし、一人で行動することがないため、さすがに何日も誰かに会わないとメンタルがやられる気がした。
だから、出雲に大学の友人が住んでいて、ちょうど僕が旅に出ている期間に実家に帰っているよというものだから、遊びに行かせてもらうことにした。
そう、だから出雲にいくことにした。
出雲に出発する前に、北野異人館のユースホステルの近くから撮った景色が綺麗だった。
三宮~出雲まで鈍行で行くのはなかなか大変だった。
乗り継ぎできる電車が限られている。
姫路から出雲まで向かう電車がキーとなる。
姫路といえば、姫路城。
姫路城だけはどうしても行きたい。
旅行に興味がない僕でも、さすがに色んな人から姫路城は凄いと聞いていたので、行ってみたかった。
姫路から出雲に向かう電車に乗るまで、一時間くらい空いている時間がある。
その間で行くことを決めた。
姫路に向かっている途中ワクワクだった。
そして、姫路についてすぐに僕は諦めた。
姫路城、駅から結構遠いですやん。
一時間で観光して戻ってこれる自信なし。
でも、駅からこんなに大きく見えるってことは、実際に見たらもっと凄いんだろうなと。
意外と時間にはきっちりしているから、友達に何時に出雲に待ち合わせと決めたから、その時間には絶対に遅れないように行動するから、遅れて迷惑かけてまで行こうとはしない性格だ。
今回は諦めて、出雲に向かった。
出雲に到着すると友人が待っていた。
出雲に対しての知識は、出雲大社一択だ。
ただ、今回は違う。出雲が地元の友人がいる。
どこに連れて行ってくれるのか楽しみだ。
友人が言った。
友人「今からおれの高校の友達がフットサルの試合やるから、見に行くからよろしく」
僕は思った。僕はその高校の友人知らないから見ても面白くない。
そして、次の瞬間に良くないことが頭をよぎった。
ひ、ひ、姫路城見てからくれば良かったって。
けど、当然そんなことは言わず、友人にも久しぶりに地元に帰ってきた貴重な時間なので、一緒にフットサルを見た。
誰かわからない友人を僕も応援した。
フットサルの試合が終わると、既に真っ暗になっていたため、出雲の観光は何もすることはなく、友人の実家に行くことに。
友人のお母さんが、庭でバーベキューをやってくれた。
とても楽しいひと時が過ごせた。
6日目
友人と出雲観光
朝起きると、友人が出雲大社に連れて行ってあげると。
ありがとう
今は禁止されているようだが、当時は出雲大社にあるしめ縄にお金がささると良いことのように言われていたので、僕以外の観光客の方もやっていたこともあり、僕もささるまでチャレンジした。
そして、大学4年生だったこともあり、将来についてお願いをした。
とても神聖な感じで連れてきてもらえてよかった。
出雲大社を出た後、有名なお蕎麦屋さんに連れてきてもらった。
3段に重なったソバで、出雲の名物だと。
僕が次に向かうための電車に乗るまで、少し時間があったので、そのあと島根ワイナリーに連れてきてもらった。
当時の僕はお酒は別に対して飲まないけど、友人曰く、もうここしか見どころはないから、ここに行かなかったらすることはないぞと。
なるほど。
島根ワイナリーに行くと、たくさんのお酒が試飲できた。
当時は、カシスオレンジのようなかわいいお酒しか飲まない僕だったけど、飲んでみたらとてもフルーティーで美味しかったというか、飲みやすかった。
美味しいなぁと思い、色々と飲んでいたら、気づいたら顔が真っ赤になっていた。
飲みすぎ注意。
せっかくの記念だから、お土産に一本ワインを買った。
美味しいからそのあとも試飲し、少し酔った。
友人は普段からお酒を一口も飲まない人だから、その様子を若干引いていた。
電車の時間近づき、駅まで送ってくれた友人と駅で別れた。
少し酔っていたこともあり、乗る電車だけは
間違いないように気をつけた。
この後は移動だけがメインとなってしまうけど、下関までに行くことに決めた。
電車に乗ると、下関までは割と遠かったけど、酔っていたおかげで割と眠ることができたからよかった。
下関に到着し、ご飯屋さんを探すのが面倒になってしまい、コンビニで買ったものを、電車の中で予約したビジネスホテルで食べた。
この度初めての完全な一人の空間に少し安堵した。
7日目
朝起きて、少しだけ下関の街を歩いた
けど、
今日のメインは福岡観光
博多にすぐに向かった。
博多は何があるんだろ。
よくわからないけど、キャナルシティに行った。
なんでキャナルシティに行くことになったのかは記憶にない。
そして、本当は、よくテレビで見る屋台のラーメンを食べて見たかったのだが、今回の僕にはハードルが高すぎて、その辺にあった普通のラーメンを食べた。
いつか屋台のラーメン食べて見たい。
色々とキャナルシティで調べていたら、福岡タワーというものがあることがわかった。
高いところが好きなので、行ってみることに。
めちゃくちゃ立派じゃないですか!!!
福岡タワーはカップルの方が多く、福岡タワーとも一緒に写真を撮りたいと思ってしまったのですが、カップルの人にお願いする勇気は当然なく、特に優しそうなおじさんにお願いしたい気持ちはあったのですが、おじさんが福岡タワーにはいなかったので、地面に角度をつけてデジカメをおいて写真を撮っていました(笑)
今ではスマホの普及でそういった人よく見かけますが、当時はそんな人はいなかったので恥ずかしかった記憶があります。
福岡タワーからの景色も本当に立派で綺麗でした。
ただ、当時のデジカメでは夜景を撮るのは難易度が高すぎるため、ブレブレの写真しかありませんでした(笑)
ぶれてなかったら素敵なんですよ。
そして、下関で一人部屋の空間の良さを思い出してしまった僕は、福岡でも社交的を目指していたにも関わらず、ユースホステルではなく、普通のビジネスホテルに泊まってしまった。
8日目
最終目的地、熊本へ
今日は熊本へ向かう。
そもそもなんで熊本を目指したか。
僕のおばあちゃんが熊本に住んでいるからだ。
僕はずっと神奈川で、おじいちゃんとおばあちゃんは熊本に住んでいた。
年に何度か夏休みとかそういった休みの時にしか会えてなかったけど、僕はおじいちゃん、おばあちゃんが大好きだ。
僕が今回熊本に向かった、前の年におじいちゃんが亡くなってしまい、おばあちゃんが一人で熊本にいるから、お金がないながらも会いに行きたかった。
色んな目的をつけて旅にでたけど、本当の目的はおばあちゃんに会うことだ。
僕は、
福岡から熊本に向かい、おばあちゃんのお家に行った。
満面の笑みで僕を迎えてくれた。
そのあといっしゅう間くらい、おばあちゃんのお家にいて、色々と出かけた。
花火を見た。
一緒に阿蘇に行った。
クマ牧場もいった
当時は楽しかった程度しか思わなかったけど、旅行ってめちゃくちゃ思い出になるね。
だからみんな好きなんだね。
そして、写真って良いね。
記憶に残れば良いやとしか思っていなかったけど、記録に残すのって大事だね。
旅に出ただけでは得るものはない。
旅に出て何かを得ようとして興味を持って行動することで得ることがある。
そんな気がした。
僕はこれがきっかけになって、写真が大好きになり、旅行も大好きになった。
本当に最高だった。
ちなみに熊本から神奈川に帰る際に、お金がないからまた青春18切符で帰ろうと思うとおばあちゃんに言ったら、さすがにおばあちゃんが飛行機代出すから、飛行機で帰ってと言ってくれて甘えて飛行機で帰った。
これで終わりです。
それでは、また(^▽^)/
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