見出し画像

秋の夜長に~パラソルスタッフおすすめ本~

こんにちは、くにたち男女平等参画ステーション パラソルです。
定期的に発行している情報誌では、毎回スタッフがおすすめする本を紹介しています。今回は、情報誌vo10~13で紹介したスタッフおすすめの本をまとめて紹介していきたいと思います!

モヤ対談
花田菜々子(著) 2023年 小学館

名物書店員である著者が会いたい方に会い、聞きたいことを聞いた魅力的な対談集。ヨシタケシンスケさ ん、西加奈子さん、ジェーン・スーさ ん、宇多丸さん、ブレイディみかこさ んなど、多様なゲストが様々なテー マで語り尽くす。目次だけでもワクワクしてくる。読書好きな人もなかなか本を読む機会がない人も「本」に出会って、仲間をみつけた気持ちになれるおすすめの一冊。

ヘルジャパンを女が自由に 楽しく生き延びる方法
アルテイシア (著)  2023年 幻冬舎

「ジェンダー知らなきゃヤバい時代」 と危機感を持つ人が増える一方で、「身近な男性が、ジェンダーの話になると 話が通じなくなる」と悩む女性も多い 中、シンプルで分かりやすい、思わず笑ってしまう言葉がズバッと刺さる感じは爽快。「男VS女」ではない。性別に関わらず、みんなでジェンダーの呪いから抜け出し、自由に生きられることを目指したい、そんな気持ちをもらえた一冊。

差別のない社会をつくるインクルーシブ教育
野口晃菜・喜多一馬(編著) 2022年 学事出版

2005年にユネスコが出したガイドラインでは「インクルーシブ教育は、多様な子どもたちがいることを前提とし、その多様な子どもたち(排除さ れやすい子供たちを含む)の教育を受ける権利を地域の学校で保障するために、教育システムを改革するシステム」と定義されている。マイノリティ当事者、学生、教員など多様な立場の人が語り合ってできた本書には、実践のヒントがつまっている。

恋せぬふたり
吉田恵里香(著)  2022年 NHK出版

「いると思いますよ。恋しない人間」。 そう語る高橋との出会い、そして「アロマンティック・アセクシュアル」と いう言葉との出会いをきっかけに、 これまでの生きづらさの理由に気づいた咲子。恋愛するのが当たり前という価値観がいかに私たちを不自由にしているか考えさせられる。恋はしない、でも一人でいたいわけじゃない。そんな咲子が目指す「家族」とは? NHK朝ドラ「虎に翼」の脚本家、 吉田恵里香さんによる作品。

「イクメン」を疑え!
関口洋平(著)  2023年 集英社

「イクメン」という言葉が一般的になっ た今、父親達はどう変わったのだろう か。そして「イクメン」は、本来何を意味するのだろうか? 子育ては決して キラキラ楽しいばかりのものではない。仕事の役に立つからやるものではない。でもきっと楽しい。最近の「イ クメン」がもつ危うさをしっかり問い、 「子育て」自体の価値を考えるおすすめ の一冊。

社会的処方:孤立という病を 地域のつながりで治す方法
西智弘(編著) 2020年 学芸出版社

「孤立」という社会課題に対して、地域の人との“つながり”を処方する――。 こうしたアプローチを「社会的処方」と呼ぶそうです。イギリスでは制度として導入され、「リンクワーカー」と呼ばれる職種の方が患者さんにヒアリング を行い、地域資源とのマッチングをサポートしてくれます。本著ではイギリスの事例だけでなく、少しずつ日本でも増えている実践が紹介されています。まちづくりや福祉に関わる方々にぜひ読んでほしい一冊です。

弱音をはく練習
沼田和也(著) 2023年 ベストセラーズ

弱音を吐くのは難しい。親密な関係だからこそ、相談できないこともある。生きることを投げ出したくなった時、恨みや妬みから逃れられない時、名前のつかない苦しみに潰れそうな時……牧師である著者は、そんな危機的状況にある人たちの話を聴き続けてきた。自身の痛みや弱さを自己開示しながら紡がれる言葉は、そっと傍で寄り添う優しさに溢れている。パラソルも皆さんが弱音を吐いて逃げ込める場所の一つになれたら嬉しい。

情報誌Vol.13(最新号)はこちらから♪
過去に発行した情報誌も含め、HPからダウンロードも可能です。ぜひご覧ください!


いいなと思ったら応援しよう!