【第0418稿】それは節約”術”とは言わないんじゃないかと…
「肉と惣菜、パンは半額を狙い、家計を支えるのが力の見せどころ。ケチっても量と味は確保したい。業務スーパーは味が合わず『スーパーで工夫する』をモットーに」
こうやって聞くと何となくもっともらしいことを言っているように思えるんだけど、よく考えてみて欲しい。
「半額狙い」って「節約術」か?
言葉の問題なのかもしれないけどさ。「節約」と「節約術」って意味違うじゃん?前者は「出費を抑える行為」で、後者は「その方法」じゃん。
ってことは、「節約術」を使えば「必ず出費が抑えられる」じゃないとダメだと思うんだよね。例えば、お風呂の水を1割減らすだけで10円お得、みたいな。これが「節約術」。だって絶対10円安くなるんだもん。
でも「半額狙い」は「買えないこともある」わけで、絶対じゃないじゃん?なのにそれを「術」と言い切るのは少々問題があるのでは…?と思うわけ。
その理屈が通用するなら、
「俺、資産運用のために宝くじ買ってます!当たったことないけどね!」
これを「資産運用術」と呼ぶのと同じことだよね。いや、資産運用かもしれないけど、「術」ではないでしょ。
じゃあこれは?
全皿半額のタイミングで食べに行くから「節約術」か?いや、違うよね。俺のイメージでは、「お寿司屋さんで食べるよりも、寿司ネタを買って自分で握った方がお得」というのが節約術だと思う。結局外食している時点で何をどう言おうが「節約術」ではないでしょ。
あと、「業務スーパーの惣菜は美味しくないからスーパーの惣菜を買っている」って言っているじゃん?
節約するなら惣菜も自分で作れよ。
確かにコロッケだなんだを作るのは面倒くさいし大変。でもそれをやるのが節約術でしょうよ。なんというか、この人の節約術の話は「家庭を持っている人のそれ」とは全然違うんだよ。自炊が苦手な20代独身男性社会人が言いそうなことばっかなんだよね。
得意げに披露するようなものじゃないと思うよ?マジで。