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【コーチの素質】コーチは指導力を求められているわけでない!?

公認障がい者スポーツ指導者オンデマンド講座が 2021/01/08にYoutubeで限定公開された。

資格者しか受講できないため、内容の詳細は言えないが、

『指導者たるもの○○○を磨け』

というメッセージが込められていた。今回はコーチの中でも、障害者スポーツ指導者に求められる資質について解説したい。

ーーーーー受講内容ーーーーー

スポーツのインテグリティと指導者に求められる資質(講師:藤田紀昭氏)

 はじめにインテグリティとは、

誠実、真摯、高潔などの概念を意味する言葉。組織のリーダーやマネジメントに求められる最も重要な資質、価値観を示す表現

のことである。

そして、その講義では求められる障がい者スポーツ指導者像として、
5項目
紹介されていた。


指導者に求められる資質とは?

 まず結論から言うと、その5項目はすべて『人間力』に関するものであったということだ。つまり、

指導よりも人柄が一番重要な素質

なのかもしれない。

詳しく項目を見ていこう

その1.思考

スポーツを愛し、その意義と価値を自覚するとともに、スポーツ指導の重要性と社会的責任を理解し、スポーツとプレーヤーの未来に責任を持つ人

その2.態度・行動(対自分)

そのために常に自身を振り返りながら学び続け、プレーヤーとともに成長できる人。

その3.態度・行動(対他者)

いかなる暴力もハラスメントも行使・容認せず、プレーヤーの権利や尊厳、人格を尊重し公平に接することができる人。

その4.態度・行動(対社会)

地域の行政、スポーツ、福祉、教育関係者などと連携、協同し、障がい者スポーツの振興を図ることができる人。

その5.知識・技能

プレーヤーの自立、パフォーマンスの向上、人間的成長のために、障がいや障がい者スポーツに関する専門的な知識や技術、経験を持ち、プレーヤーズファーストの目線でコミュニケーションを図り、長期的な視点で支援できる人。

ーーーーーこれからの指導者の在り方ーーーーー

『指導者たるもの人間力を磨け』

もはや競技スキルを育てるだけの指導は時代遅れだ。この流れについていけない指導者は、生きていけないだろう。

 今の時代、指導者ではなく、リーダーのような存在にコーチは変わりつつあるのかもしれない。

コーチとは、
選手と上下の主従関係でもなく、
選手に背中を見せてついてこい!という兄貴分でもない
気がする。

私は、コーチとは

選手の横に立って一緒に行動・選択をしていく、パートナー的な存在

だと認識している。


もちろん、競技的な指導スキルは必要となる。そのうえで、コーチたるもの自己を成長させ続ける意識を持って、指導に取り組まなければならない。

求められる障がい者スポーツ指導者像として5項目は常に意識していきたい。

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編集長

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