死が怖いのは、行く末を見れないから
僕が「死ぬのが怖いよう」と思うときというのは、
20万年後の地球がどうなっているか、自分は絶対に知ることはない
と気づくときである。大体において。
もっと近い未来でもいいや、例えば300年後。
300年後、どんなテクノロジーがあって、人々がどんな暮らしをしているのか、僕は絶対に知ることはない。
そもそもその頃、人類は今のように大手を振って、地球を歩いてるかな?どうかな?
妄想は広がるけれど、絶対に答え合わせのできない問い。絶対に、絶対に、絶対に答え合わせのできない問い。
例えるなら、めっちゃ面白い映画を見ているのに、その結末は絶対に、絶対に、絶対に見ることができない。どうあがいても無理。
世の中に、絶対なんて、無いよね。
いやそれがあるんです。いつか死に、その先の未来のことは知りえないということは、絶対なんです。
その絶対から、絶対に逃れられない怖さよ。
共感してくれる人がいるといいな。
「死が怖いのは、行く末を見れないから」 おわり
※人類は身体を捨ててデータになって不老不死、というシナリオがあるのだけれど、それはまた今度。生きてたら。