温泉へのメンタルブロックを外す
SRSもFFSも終えて、パス度を確保し、戸籍を変えてから。一つの難関があります。それは「温泉や銭湯」です。
もちろんリスクがあるところに好き好んで行く必要はないですし、「家族風呂」などの選択肢もあるわけですが、そうもいかない局面があります。家族や友人との旅行のときなどですね。
そこで、事前に慣れておく必要があります。
1.まずはどこで慣れるべきか
私が選んだのは「地方の少しさびれた温泉街」(失礼)。
✔ 人があまりいないことで、ゆっくりマイペースに落ち着ける。
✔ 人に遭遇しても80過ぎくらいのおばあちゃんが多いので、あまり気を遣うこともない。
以上の理由でしたが、正解でした。
以下、レポートです。なお、「SRSとそれなりのFFSによるパス度と戸籍変更」が絶対条件です。これらを満たさない人は、いきなり温泉に入らず、これらを済ませてください。
2.熊本の温泉街
やってきたのは、熊本県八代市の日奈久温泉です。
別に日奈久温泉である必要はないのですが、5年ほど前に熊本地震の仕事で訪れたとき、なんとなく、たたずまいが気になっていたんですね。
入ったのは、おそらくメインの温泉施設です。
入湯料520円とタオル130円を支払い、脱衣所へ向かいます。
少しドキドキして入りましたが、中には誰もいません。洗髪・内風呂・露天風呂と、10~15分ほどかけて、一通り済ませられました。
「なんだ、中はなんも変わらないな。」
まずはメンタルブロックが一つ外れました。
露天風呂にて、「座ったら、何も景色が見えないなあ。あ、見えたらまずいか。女湯の方が守られてるんだろうなあ」などと、馬鹿なことを考えていたら、中に一名、入ってこられました。
3.人に遭遇する
80過ぎくらいの女性、すれ違いましたが、とくに何もなく。
当たり前か。
そんな人の体をじろじろ見ないですよね。
一応、胸は隠せるようにしてたのですが、そこまででもないか、と。
そのあと、水風呂と露天風呂を往復し、脱衣所に向かう途中にまた一名、80過ぎくらいの女性。とくに何ともなく。
脱衣所で体をふいてざっと髪を乾かしていると、また一名、80過ぎくらいの女性。
なんとなく見られた気がしましたが、私の身長が高いのと、見慣れない人物だったからかもしれません。
その後、服を着て、10分以上かけて髪の毛を乾かしている途中にまた3名。80歳くらいの女性たちでした。
とくになんともなく、眉毛だけ描いて、終了。
ふ~。
4.「黙浴」という保険
これで「誰かと居合わせる」こともクリアし、メンタルブロックが外れました。
途中、髪を乾かしているときに、「黙浴」という張り紙がありました。
コロナ対策ですね。ただ、声に絶対的な自信はない自分としては、「何か話しかけられたら、アレを指さそう」、という、保険となってくれました。
結局、一度も話しかけられませんでしたが。
日奈久温泉、とてもいいところでした。宿泊施設の温泉を借りることもできるようです。ぜひ再訪したいと思いました。
パス度があって、戸籍変更した人は、是非訪れてみてくださいね。(戸籍変更していなくても、戸籍通りの性別のお風呂や、家族風呂に入るなら、問題ないですが⋯。)
「空部屋あり」と言われても⋯
肥後細川氏による八代焼の地でもあったりします。「へうげもの」でおなじみですね。
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