だいたいの悩みは先人が経験している|20歳の自分に受けさせたい文章講義
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』という本を読んだので、感想や学びを書いていこうと思います。
全体を通しての感想
私が1番感じたのは、「自分の悩んでいることって大体誰かが経験しているんだな」ということでした。
この本の“はじめに”のタイトルは「話せるのに書けない!」のはなぜか?です。
もう冒頭から「そうなんだよ!それそれ!」という共感の連続でした。
書きたいことはあるのに、書けない。
でも、その悩みってすでに経験している人がいて、解決法を書いてくれている本があるんだよなっていう、当たり前のことに気付かされました。
著書の古賀史健さんの本は大好きで、『嫌われる勇気』も当然読んでいるし、『最新刊のさみしい夜にはペンを持て』も読んでいましたが、この本には注目していませんでした。
ではなぜ、今回読んだかでいうと、今月から受講するマーブルスクールの課題図書だったから。
まさに書くことを先に経験している人たちがおすすめしてくれた本なわけで、きっと同じように悩んでいたことがあったんだろうなと思う。
先に経験している人(本)から学ぶことは、いつまでも大事にしていきたいなと思いました。
具体的な気付き・印象に残ったこと
さて、ここからは具体的な気付き・印象に残った点を書いていきたいと思います。
正直、ドッグイヤーしすぎて訳わからなくなるくらい、全編通して学びだらけだったのですが、4つに絞りました。
「この本読んだのにこの文章レベル?」って思われないか、という不安に駆られながらですが、少しずつ学びを血肉にしていきたいと思います。
①頭のなかの「ぐるぐる」を、伝わる言葉に“翻訳”する
先にも書いたように、私はずっと「書きたいことはあるけど書けない」状態でした。
それを言語化して、どうすればいいかの道を示してくれたのが、この一文です。
本当に常にずっとぐるぐるぐるぐる考えていることがあります。
それをまずは整理し、“翻訳”する。
そして書くというアウトプットによって、自分なりの解を見つけていく。
それこそが書くということなんだと、初めて掴むことができました。
②文章のカメラワークを考える
この本の中で「この考え方したことなかった!」と最も思わされたのはこの部分でした。
これまで、ほぼ主観的な文章しか書いたことなかった私は、客観(俯瞰)の目線で捉えるということをしたことがなかったです。
映画やドラマを見ている時も、あまりそういう意識を持ったことはなかったけど、
確かに主人公の目線なのか、引いた目線なのかで伝わってくる意味合いが変わってくる。
文章でも、全体を書く部分なのか、細部を書く部分なのか。
そういう視点を持つという意識はなかったので、これから持っていきたいと思いました。
③読者の「椅子」に座る
これは第3章のテーマなのですが、その中でも印象に残ったのがこちらの部分。
われわれが本当の意味でその「椅子」に座れる読者は、世の中に2人しかいない
どの2人かは言及しませんが、この存在を知って、今後文章を書くのが楽しみになりました。
ちなみに、このnoteは「まだこの本を読んでいない自分」の椅子に座って書いているつもりです。
文章を書くことに悩んでいる自分に、「ここに答え書いてあるよ」と伝えたいと思って書いています。
その意識を持つことができたのが、最大の学びでした。
④「目からウロコが落ちる」要素は、全体の3割で十分
最後は、読者体験について書かれた部分から。
「読者が自分の文章を読んでどんな体験をするか」という視点も、これまでほとんど自己満な文章しか書いていない自分には不足している視点でした。
しかし、この部分を読んで、どんな要素をどれくらい盛り込むといいかが明確になりました。
どうしても「新しい気付きを与えたい!」みたいな欲も出てきてしまうけど、
そうではなく、読者が自ら動きたくなるような文章を書いていきたいなと思いました。
とはいえ、この本は目からウロコ30枚くらい落ちましたけどね。
以上が、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んでの感想・学びでした。
全部大事な学びではありますが、特に心に残っているのが①と③の部分です。
①と③は、明確に「自分もこうしたい!」という意思を持ち、感情が動かされました。
私は「自分」が連動するところに、1番グッとくるんだなという気付きも得ました。
ここからマーブルスクールで4ヶ月学んだ後に読み返したら、どんな感想を抱くのだろうか?
「あの時はまだこんなところに気付きを得ていたのか〜」と感じるのだろうか?
今回のnoteが未来の自分を後押しする文章になったらいいなと思います。
※ 一部文章は「20歳の自分に受けさせたい文章講義」から引用しています。
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