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何時か怪獣たちと踊る夜 ~2012年9月9日~
「つまらない」
残酷な言葉がライブ終了直後に
隣の席から聞こえた
途端ついさっきまで感じていた熱が
一気に冷え
喜びを握り潰された
始まる前から頭でっかちな事を
同伴者につらつら語っていた
演奏し出しても微動だにせず
多分 耳に届く音楽を聞き流し
関心を示す気も終始無く
尚も吐き出されるトゲトゲしい雑音を
断ち切りたくて盛大に音を立て席から離れた
悔しさを重く纏わり付かせ
手は固く強く握られたまま
パンフレット等でリーダー氏が
バンドの以前のカタチが
重い存在になってしまい
其れをある怪獣に例えていた のを
枷か枠 だったのかなと思った
名を付け加えたのは
区切りという風に語ったが
今の自分達をみてほしい
みたいな気持ちもあったのだろうか
けれど以前のカタチを
過去の理想を求める一部の人々は
拒絶の発言を
顔を隠し書き捨てる
もしかすると 怪獣を操っているのは-
破壊される
無関心に踏みつけ
否定を吐き出し今を砕こうとする
築いた世界が廃墟となり
雑音が尚も放たれても
動き出した彼等は止まらない
まっすぐに楽器を奏でる
直に触れに人が集まり
音にノり楽しく踊る
声を上げ右腕を振り
喜びを分かち合う
笑顔が空間に満ちる
怪獣を倒したはしない
何時か吐くのを止め重い腰を上げ
共に楽しめたら と
手を取り合い踊れたら もっと
過去より今を
枠を越える為に踏み出す一歩を
彼等の音楽に
私は今夜も踊る
2012年の一連の流れの第五章で結、東京ジャズからその後のLIFTOFFツアーの事、です。東京ジャズはホント席が残念でした。私はタワーオブパワーも観たくて昼夜通しでしたが、問題の隣のおじさんと同伴者のねえさんもそうでしかも好きなバンドは黙って熱心に観るが、興味が無いアーティストにはおじさんべらべらとディスる。気に入らないなら席外せばいいのに座ってぐちぐち喋るのを、夜のカシの時もしていたんです。辛い空気を吹っ切りたくて、鳴瀬さんが手で立て言うのも見て朝焼けでスタンディングしてノった、けれど終わったら一行目の発言をしやがりました、と。ぶっちゃけ殴りたい衝動ありましたが我慢しました。国際フォーラムの女子トイレの壁も壊してません(ええ、私は頭に血が上りやすい性格です) この後のボブジェームズ氏のバンドも楽しみだったんで席戻って観ましたが気持ちは…。全て終わりさっさと会場を出て、ホテルに戻ってからライブをどう感じたか気になり携帯で某サイトのスレッドを見ると、中盤に書いた通りの状況で。あそこに前向きな言葉を期待してはあかんとへこんだ夜でした。
そんな一日を過ごしたせいで怪獣の姿はリーダー氏とは違う風に。あちらがゴジならこっちはギドだわ、ありゃ。書いた当時は姿をすり合わせるべきか悩み結局投稿を目指していたのを断念しましたが、今回は開き直って複数表現をしやしたら、コレは内側と外側の、という解釈もわき出したり。ところでわし、ミニラは愛嬌ある仔で見守るゴジラ父さんが好きな昭和ゴジラファンです。キングオブモンスターズはめちゃ燃えましたが、あの設定ではミニラは無理かな。
東京での諸々の鬱積は暫く引きずりましたが、LIFTOFFツアーで晴らしました。久し振りの名古屋ダイアモンドホールでスピーカーと見合いしましたが(笑) 地元開催にのびのびとキレました(更笑) このツアーで『ときめき』も聴けたのが嬉しかったですなぁ。終了後、ステージを離れがたい鳴瀬さんを大高さんがずるずる引っ張って去ってく光景は、夫婦漫才かと笑っちゃいながらすっかりよいコンビになったなぁと嬉しくも。改めてなるべく追いかけるぞと決意し、帰ってから東京ジャズのオンエアを見たら自分が一瞬映っててうわーい。後の特典DVD版には映ってなくてほっ。
着地点は当時は納得いかなかったのですが、今は「ですよね」に落ち着いたかな。この年の夏辺りから、一連のを製鎖し書き重ね詩のコンテストに出してました。一律落ちましたが。こんな風に玉砕ばかりでめげた時期もありましたが、この五章での悔しさを「詩で、言葉で広めてやるんだ」と転換し奮い立たせ諦め、切らず今日まで書き続けている次第です。しつこくて根深いわしですみませぬ。四章からnote内のコンテストに参加してますが、どうかなぁ。とりあえず個人的アップしたかったシリーズ第二弾が番外含めできたんでちょい満足、総合タイトルが思い付かないままだけど。わいたら追々付けます~。いつやら(汗笑)