ふうりん ちりん
自分の置かれた状況・環境が悪くてくさくさ、めつめつしているときって、
マイナスのうずまきに捕らわれてますますネガティブな状況になってしまうし、自分のことしか見えなくなってしまう。
そんなときに
風鈴が「ちりん」
ふと顔をあげると自分以外の周りの景色が見えてくる。
床、壁、天井、窓・・・窓の外・・・
ゆれる風鈴
目には見えないけれど、たしかにそこには風がある。
今ここに風はないけれど、そこに行けば風がある。
どよどよした気持ちも、そこにいけば少しは晴れるかもしれない。
風鈴はその場所でただ揺れているだけだけど、こことは違う世界の境界を示しているのかも。
風鈴がならなければ、窓の外の景色にさえ気づかなかった。