雑に扱わないということは
実は、リニューアル期間に、大きめの計画を立てていた。計画を立てたときには、まあたぶん行けるっしょくらいのつもりだったけれど、その日が近づくごとに事態が大きなことになっていて、ウイルスの運搬をしてしまうといけないので今回はやらないことにした。
『鳥取に行きます』と宣言したものの、世界が揺れている。どんどん大きく揺れ動いている。すべてタイミングや動きというものがあるので、ここは流れに任せるしかないのかもと思う。世界がどうなるかいろんなパターンを想像して、この先の自分たちの感情もなんとなく想像して、生きていく方法を日々考え、だんなしと話し合っている。でもどうなるかわからん。状況は毎日変わるので、気持ちも毎日変わる。言っていることが毎日違う。でも仕方ないと思うし、毎日違う考えや感情を覚えておいて、あとでどうするかが大事なのかもしんないなと思う。
先日、お互い思うことを紙に書いた。だんなしとはたくさん話してると思うけれど、それでも知らないことがあった。だんなしにとってたいしたことないことでも、わたしにとって大きなことというのがいくつもあった。そういう部分をだんなしは『気にすることじゃないよ』とか簡単に片づけないで、一緒に立ち止まって考えてくれるので大丈夫だと思った。
自分のことを雑に扱わない人と一緒にいるのは大事だ。
先日、ハーゲンダッツの昔のやつ(白雪姫のりんごとかシンデレラの紅茶のやつ)が150円で売られていたので、りんごを2つと紅茶を1つ、合計3つ買った。その日は作業が進まなくてむしゃくしゃしていたので、ひとつは昼にひとりでむさぼり食う用、ふたつは夜にだんなしと食べようと思って、3つ買った。帰宅してパソコンを睨みつけながら、りんごのアイスをガツガツ食べた。150円とか安い。スーp-カップでももっと高いかもしんない。夜になってだんなしに恩着せがましく『今日はハーゲンダッツがふたつあるぜ、どっち食べる?』と訊く。だんなしは『紅茶にしようかな』と言った。
わたしはすかさず、
『え、わたし昼にりんご食べたから紅茶食べたい』
と言った。
だんなしは紅茶を譲ってくれた。『いいよ、みおちゃん好きなの食べな』と言って譲ってくれた。
自分のことを雑に扱わない人といるのは大事だ。