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社会的DV



DVには様々な種類がある。


私は支援機関の勧めるまま


DV関連の本を読んだ。


中でも特に興味深かったのは


ランディバンクロフト氏の本だった。


DVの車輪。チェックリスト。


実際に図を書き写し赤ペンで当てはまることをチェックすると


たちまち図は真っ赤になった。


中でも私が特に辟易していたことのひとつに


社会的DV、というものがある。


家族、親戚、友人


周りから孤立させようとするのだ。


元夫に実際騙された友人もいたし、


私の実きょうだいですら


最初騙されそうになったと言っていた。


私の友人には


私が家事、育児をしないと言っていたようであった。


私は小さな子どもたちを抱え育児や家事に奮闘していた。


元夫は、自分が皿洗いや洗濯物干しをするよ、


と申し出てくれたのでありがたい、と思い


時折手伝って貰っていた。


…それが気に入らないらしかった。


彼にとっては


家事、育児の出来ない嫁


だったのだ。


言葉だけを聞けば友人は私がしていないもの、と思ったのであろう。


そしてまだ友人は独身も多かったので平気で私をなじった。


私は乳幼児を三人抱え、まめに掃除をし


離乳食を手作りし、幼稚園への送迎などなど…


時に義実家の手伝いをしに行っていた。


昭和、ではないがおんぶ、抱っこ紐をよく使っていた。


子供たちが察して?私にくっついてくれたのも良かったのかもしれない。


平気でなじる友人とは縁を切ったものの


親戚にまで私のありもしない噂、中傷を


元夫は触れ回り始めた。


その中には性的ななじりすらあった。


もちろん、親戚は信じるはずもなかった。


実父母に至っては


私が生真面目でストイックなのを知っていたのと


自身が子育て経験者であるので


今までの生育歴、仕事の様子から私が手を抜くはずもないと知っていた。


赤ちゃんが居るのに


部屋が片付いているので


元夫の言うことは私の実父母は更々信じなかった。


元夫はそれでも私の批判を病的に


私の実父母にする。



滑稽、である。



実父は最初元夫の言う通り


私が精神病だと思ったらしいが


部屋を訪問し元夫の様子を見るなり

弁護士を頼もう。もう帰って来なさいと私に言った。


元夫は、


ヒステリックに騒いだ。


るりなんかより


〇〇家←私の実家  には僕がふさわしいと思いませんか!お義父さん!


元夫の私への社会的DV作戦はこうして大失敗に終わったのだった。





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