2021年第2回京大オープン(古文)
本記事は
・模試問題
・問題別難易度
・模範解答で省略されやすい着眼点
・筆者のオリジナル解答
・本模試の平均点,標準偏差
・非医,医志望別の目標得点
をまとめて掲載した記事です✊
<オリジナル解答とは?>
問題の解答は河合塾のものを採用しております☝得点取得を第一に考えているので、私の独断と偏見を含む解答は一切ありません✋
ただ、解説部分には十分な工夫を凝らしました✊現役プレイヤーである私が、
① 問題を解く過程で大事だと思ったこと
② どうすればその発想に至るのか
③ 問題にどんなメッセージ性があるか
にfocusして、模範解答と成績統計資料を十分見てエッセンスを抽出したものに仕上げておりますm(__)m
対象科目は
・英語
・理系数学
・物理
・化学
・古文
の5種類ですが、各人の状況(文系or理系、理科の選択科目)によっては不要なものもあると思われるため、科目別に記事を作成させていただいてますm(__)m
なお、模試の過去問は(東大・京大を除き)基本的に書店では満足に入手できません✋なお、今年の京大実戦は・・・過去問集として来年8月以降、科目別に購入可能です。
今回は古文です。難しい回ではないのですが、解釈を間違うと大量失点のリスクをはらむ問題でもありました💦以下、問題と解説に進みます👍
【問題】
【解答】
(1)
<答>
「女性の手本になろう」と思うことで、何事も自分で考えて明らかにしようとし、抜きん出た自分の理解だけが正しいと思うようになり、へりくだって自分の疑問点を他者に問うことができなくなってしまったから。
<必要な要素>
(自分の解答)
2/11点。
フィーリングで解くと悲惨な点数に陥る例として提示させていただきました💦④で+3点、へりくだって」が抜けて-1点な感じです。②は含まれてるんじゃないか?採点ミスなのでは?と思うんですが🤥
①,③は完全に欠落しております。読めてなかったのか?と聞かれると・・・要素には気付いてたけど、解答に含めなきゃいけないことがわからなかった、と言った方が正確でしょうか😥
(2)
<答>
立派な人間は、自分の犯した過ちを認めて、それを是正するのをためらわないということ。
<必要な要素>
(自分の解答)
0/7点。
はい、思い切り「君子が恐れる」と誤解してます。それは「過ちて改むるもの」を者=人と短絡的に解釈したこと、君子=徳を積んだ立派な人と意識できなかったことの2点に起因します。
(3)
<答>
目覚めてしまったと思ったのはやはりまだ夢の中のことであったのだと、暁の鐘を聞いてただちに気付くのがよい。それと同じように、自分が悟ったと思ったのはやはり誤った考えであったのだと、私の言葉でただちに知るのがよい。
<必要な要素>
(自分の解答)
4/12点。
まず解答で要求されていることがつかめてませんでした💦KYてやつか😓
「まずそのまま現代語訳する→今回の真葛と馬琴のやりとりを経て具体的にイイタイコトは何かを示す」の手順での解答を求めていたようです。
私の解答は②,④の一部が含まれ+4点。
③も含まれてますが、「こそ+已然形。= 〜するのがよい」を理解できてないこと、暁の鐘が抜けたことで結局0点となりました。
(成績統計資料より)
和歌の現代語訳について思い違いをしているこいう指摘がありました🤥☝「比喩がある場合、比喩と実意の両方を書く必要がある!比喩と実意を語句ごとに混ぜて書いたことで、内容的に辻褄が合わなくなり、さらに重要古語や助動詞・助詞の訳まで抜けてしまった」とのことです。
【平均点(標準偏差)】
平均点:10.2(30点満点)
標準偏差:4.6
【目標得点】
国語は正直合否に一番関係ありません(笑)とはいえ、合格最低点付近には多くの受験生が集中しているので、数点差を国語に助けられたという展開もありうるのです🧐
なので、今回の古文も平均やや上(12~15点)を確保できるような答案作成を目指すとよいかと思います✊
問1,問3については、自分がわかる要素を詰め込めばとりあえず半分程度は得点できるでしょう。問題は問2ですね。「君子は誰に向けた言葉か?」「君子が恐れるのは人なのか事象なのか?」を正確に把握できるか否かでall or nothingな展開になったでしょう😭