映画感想 劇場版モノノ怪 唐傘 スクリーンで観れてよかった
こんにちは。
自分のことを書くのが苦手で最近はどうnoteを使っていいか考えあぐねています。ひとまずは読んだ本や観た映画などの記録にしているけど、果たして人が読んで面白いのか……。そんなこと考えているから何書いていいかわからなくなるんだよな。もっとテキトーにやっていきたいのですが。
それはさておき先日、劇場版モノノ怪 唐傘を観てきました。
昔アニメ観て好きだった作品だけどまさか劇場で観れる日が来るとはなあ。
ちなみに、アニメ原作も劇場版も各エピソード独立しているオムニバス形式の作品なので、アニメ観たことないけど気になる〜〜って人も全然大丈夫。世界観を劇場で全身に浴びて、魅了されたら原作でさらに味わうスタイルでも良いと思います。
ここから感想。微ネタバレあるかもしれないので未視聴の方は注意です。
今作の舞台は大奥。男子禁制の女の園でありながら、将軍家の世継ぎを産む政治の場でもある、特別な閉鎖空間。そこで渦巻く様々な情念が生み出した"モノノ怪"を斬るべく、薬売りは"退魔の剣"を携えて推参する。
という話ですが、男子禁制なのに華麗に派手に大奥へ侵入しちゃっている。モノノ怪退治のためだから仕方ない。
映像は本当に背景もアクションも迫力と美麗さがすごくて、一時間半ずっと圧倒されっぱなしだった。主題歌も音響も本当に文句の付け所がない。こういう言い方はどうかと思うけれど、どこからそんな予算が……?
アニメってここまでできるんだ……。とひたすらに驚かされた。
物語も、これまでの怪奇的な雰囲気はそのままにより壮大で複雑なストーリーとなっています。強い情念がこの世ならざるモノと結びついてモノノ怪は現れるのですが、今作では様々な人物の錯綜した思惑が渦巻いて、これまでにはない複雑で巨大な現象として描かれています。そこに今作で中村健治監督が意識している「現代性」が表れているなと思います。
それから薬売りさんのキャラクターも良い。
アニメ版は無口でミステリアスで「ほお……」くらいしか言わないし周囲の困惑する人々も置いてけぼりで、淡々とモノノ怪を斬る役割をこなす退魔の剣の使い手……という感じなんだけど、今回は、喋る!人を助けるために奔走する…!!
なんか雰囲気違うな、この薬売り……!?と思ったら、神谷浩史がパンフレットで「今回の薬売りは、言わばライダー2号」「退魔の剣は64本あり、時の脅威に応じて薬売りは最大で剣と同じ数だけ同時に存在できるらしい」と話していて、納得。
こういう薬売りさんも、良いね……。
三部作だからこれがあと二回もあるの、楽しみすぎるしすごすぎるな〜〜。昔モノノ怪を勧めてくれた友達と一緒に観に行ったんだけど、次もその次もその友達と観に行けたらいいな、と思うわけです。
それではまた。良い一日をお過ごしください。
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