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雑貨と人の心理

雑貨屋が好きだ。
故に雑貨屋で働いている事を幸せに思う。

雑貨も好きだし、雑貨を販売することも好きだ。
なぜならば、生きる事に直接関係のないものだから。

例えばボールペンが欲しければ100円均一で事足りてしまうし、ぬいぐるみに関しては必要さえない。
大体のものは100均で間に合うしホームセンターや、物によってはコンビニでも事足りる。

でもそこには「可愛い」がない。
ただ使えればいい、ただそれだけの話なのだけれど、
ただのボールペンと可愛いボールペンでは、持つモチベーションが違ってくる。
無条件に可愛いものが好きな人間が単純に可愛いと思う。

ぬいぐるみは何の役にも立たないが、あるだけで空間が可愛くなるのだ。
生きる上でのテンションをそっと上げてくれるというか、そういう力がある。

なければ生きるのに困るものや、なくては不便なものを売ることより、なくても余裕で生きていけるけれど、あれば生活が彩るようなわくわくできるアイテムを扱うことが楽しいし嬉しい。

レジを打つときに、わぁ!これ可愛いよねえぇえ!!と心の中でお客さんに話しかけているし、私も買ったよ〜!いいよねぇ!とか、この方はこのアニメのこのキャラクター推しなのね、ふむふむとか、色々なことを考えている。

大体売り場のことを考えているし、なぜそれを購入するまでに至ったのかを考える。
単純にそのキャラクターが好きだからという人も多いとは思うけれど、衝動買いもかなり多いと思うのだ。
なんか可愛くて…とか
なんか気になって…とか

そのなんかを探し続けている。ずっと。毎日。
売り場構成やPOPで変わることも大いにあるからこそ、そしてお店の商品は大体可愛くて魅力的だからこそ、売れない責任はこちら側にあるとしか考えられないのだ。

今日も生きるモチベーションをあげるためにリラックマのぬいぐるみ1540円を買ってしまったし…
これも半ば衝動買いなのだけれど、理由を聞かれたら、可愛かったから、、、その一言に尽きる。
しかも売場的にも棚の下の方にあって、全然目立っていなかったというか、むしろ隠れてたぐらいのぬいぐるみだったのだが、見つけて買ったわけで。。

好きだったら探すけれど、特別そうでない人にも手に取って欲しいのだ。
なので今回の自分の衝動買いは全く参考にならない。

雑貨屋さんって、なんとなく買う予定がなくてもふらっと入ってしまうんだよね。
可愛いに引き寄せられるのだと思う。
可愛いの引力は底知れない。

こうして書いていけば少しは何か発見があるかなぁと思ったけれど、そんなに簡単ではなかったみたいです。
またたくさん考えて悩んで試して成功したり失敗したりしていくのだと思います。
みなさんの生活にも生きるモチベーションが少しあがるもの、あると思います。

私はこれからも必要のないものを宝物にして生きていきます。全ての必要のないものが必要な人たちが沢山の可愛いに出会えますように。

いつかどこかの雑貨屋さんで知らぬ間にお会いしていたら嬉しく思います。

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