オフィスは目的を変え、進化していく。
日経COMEMOさんの企画が、面白そうだったので参加しています。テーマは「 #オフィスは必要ですか 」
結論から言うと、
テレワークメインにシフトする前提で、イノベーティブに、より豊かに、働くための場所が複数必要であり、その1つをオフィスが担う、と考えています。
複数と言ったのは、ルーチンとイレギュラーを組み合わせることで、常にイノベーションに挑戦しながら、モチベーションも高く保つことができるから。と考えています。
ルーチンは、自宅とオフィスが担う
オフィスは、いままでのオフィスとは異なった視点での運用が必要になります。メインは、社内コミュニケーション。ポイントは、話しかけやすい環境にすることと、話しかけられたら議論できる空き時間を確保しておくこと。
話しかけやすい環境を整えるために、グルーヴスでは2020新卒メンバーが作ってくれた Chat Sign(チャットサイン)を活用しています。リモートミーティングなどでイヤホンをしているメンバー多数なので、机の上で状況を表示します。
同じチームで出社してチームワークを深めることで、オペレーションの効率化や革新的なアイデアも登場します。
チームを超えてコミュニケーションを取ることで、違った角度からのクライアント課題の見え方や、自社チームが行える挑戦の可能性が見えてくるので、イノベーションは加速します。
そして、何より、社内メンバーで話すと楽しいですよねっ。
コミュニケーションからイノベーションを生むための挑戦が出来るのも、自社オフィスを持っている利点だと考えています。
とはいえ、頻繁に出社すると、オフィスで働くメリットの効率が悪化してきますので、テレワーク(リモートワーク)での交流も日々挑戦しています。
自宅では、アイデアに煮詰まったらシャワーを浴びてリフレッシュ出来る等、使える設備の自由度が高いので、自分のアウトプットを最大化する働き方が出来ます。作業をバシバシこなしていくことや、アイデアを捻り出す思考上の試行錯誤に非常に向いています。
会議室への物理的な移動が無いので、ミーティングとの相性も良いです。
また、ランチを子供と一緒に食べたり、幼稚園への送迎を担当したり、今までの平日では考えにくかった家族との時間を効率よく取れるメリットが大きく、これからは、長寿命時代に持続的に働くという観点でかなり重要な常識となっていくと考えています。通勤時間を削減できるメリットもあります。
イレギュラーな働く場所
例えば、スノーピークさんのキャンピングオフィスで仕事をする等の不規則性を取り入れることです。
普段は使わない駅を降りて歩く、だけで新しい発見の可能性がありますし、野外での仕事をしてみると、寒い・暑い等はもちろんありますが、そういったコントロールできないもの含めて新鮮な体験として、チームとしての思い出・ネタにもなります。
チームでのワーケーションも1つの選択肢です。
2019年に大分県別府市で実施したワーケーションは、参加者が湯治宿(とうじやど)に泊まり朝から晩までを共にする3泊4日でした。色々な状況下でビジネスの議論をするのも楽しい体験でした。温泉地とワーケーションは相性が良いかなと思います。
これからの主流は、
オフィスの増床よりも、今までと異なる視点から設計しなおしたオフィスへの移転・オフィスリニューアルや、
シェアリングエコノミーを活用して、イレギュラーな場所で働くための制度強化・追加などになっていくのではと考えています。
グルーヴスは2019年春に全社(管理部門除く)で約半年の完全テレワーク(フルリモート)を実施したり様々挑戦してきました。これからも、テクノロジーの進歩ゆえの、はたらきかたへのイノベーションに引き続き挑戦していきます!