新人さんが今できることとは。新人を2回経験した私が言えること
新年度も3日目にになりました。
様々なお仕事で新入社員、新入職となった方々がいらっしゃると思います。
今年は昨年からのコロナ禍に伴い、就職活動も大変だったと思うし、例年のような華々しい入社式などもないところが多いようです。
厳しい環境での社会人としてのスタートになりましたが、一緒に頑張っていきましょう。おじさんたちも頑張ります。
さて、私は2002年に一般大学を卒業して、IT企業に入社しました。
そして紆余曲折を経て、2010年に理学療法士として、大阪のとある病院に入職しました。
つまり、新人と呼ばれることが2回あったのです。
そんな私から今回は『新人さんが今できること』について簡単にまとめてみようと思います。多分2分程度で読める文量になります。
新人さんはどの業界でも大体、「君たちはもうお客さんではない。私たちと同じ一社員なんだ」みたいに言われると思います。
確かに、企業や法人に入るまでは、手厚く対応してもらえるはずです。企業側からしたら入って欲しいから。ある意味お客さん扱いにもなっているはず。
でも、4月1日を以て、同じ社員となれば扱いも変わる。
それはそうですよね。
IT企業の時は新人研修で結構厳しく言われました。
「お前らのこの研修に掛かる人件費なんかは、他の社員、俺たちが稼いでいるんだ」
「だから甘えるな」
「早く一人前になるように死ぬ気で頑張れ」
みたいに。今思えば結構ブラックなことも言われた気がします。
理学療法士になった時は、そこまでは言われませんでした。上司が理解ある人でしたので。
でも法人からは「君たちはもう一人前なのだからしっかりと患者さんや法人に貢献しなさい」みたいに。
こんな風に言われている医療や介護の世界の新人さんも、それなりにいると思います。
確かに入社し社員になったり、理学療法士として入職すれば、学生でもなく、お客さんでもなく、その企業、その法人に所属している限り、利益を出す、貢献をすることが求められるのは、1つの真理ではあります。
そんな中で、新人を2回経験している私から、今年の新人さんにアドバイスをさせていただきます。
背伸びしなくていい。今自分ができることをただただ精一杯やろう
これだけです。
研修担当やプリセプターやスーパーバイザーとかが、「一人前になれ」とか「もう他の社員と同じ扱いだ」とか「法人に貢献しなさい」とか「さっさと利益を出せ」とか、色んな言われ方をしてくると思います。
私からすると、そもそもそんなことを言っている人たちだって、最初は新人で、その時は何にもできなくて、めっちゃ怒られて、凹んだりしてるんです。最初からいきなり利益を出せた人だってほとんどいないはずです。上手くいかなった経験がない、という人はほぼいないでしょう。例え自分で起業したとしても、最初から上手くいく人はいません。
新人さんは所属をしているその団体、環境に育ててもらったり、その環境下で自分で自分を育てる、つまり自己研鑽をしていくことで、成長するんです。
慌てる必要はありません。
私とおなじセラピストであれば、リハ助手みたいなことを最初はするところもあれば、いきなり患者さんを担当することになる人もいるでしょう。担当するとしても免許がこない限りは算定はできないはず。
算定はできないから適当にやればいいや、は違うので勘違いしないでくださいね。
そういう立場だからこそ、新人さんという立場の自分なりに謙虚に、真摯に、誠実に、学生時代に学んできたことを精一杯活用する。
それだけでいいんです。
失敗もするし、失敗までは言わなくても、落ち込むようなことがたくさんでてきます。
でも、それで当たり前です。普通です。
そこからどう成長していくか。どうその環境下で自分と言う人間を適応させていくのか、伸ばしていくのか。
新人のうちはそれが何より大事な仕事であるし、大事な要素なんです。
新人さんという立場は今しかありません。大切な時間を大切に過ごしてほしいと思います。
貢献だとか、一人前だとか、目指すのはいいことだし、1つの真理としては正しいですが、今はその道が始まったばかり。その道程はなかなかに長く険しいところもあるはず。なので、ゆっくりでいいんです。
今回はここまでになります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。