【10minutes チャレンジ 41日連続更新】セラピストあるある。手技と基礎はどっちを学ぶべきか?
皆さん、おはこんばんちわ。
兵庫県で常勤PTとして働きつつ、整体院と講師業を週末起業したり、
もっと家事や育児ができて人生幸せになる男性を
増やすべく情報発信をしている中井 宏俊(なかい ひろとし)です。
昨日、セミフリーランスの理学療法士である
やぎだい@セミフリーランスさんの
ツイートでこんな話題が挙がっておりました。
【手技は学んだ方がいい】
手技よりも基礎学んだ方がいいって言う人結構多いんですが、
僕は手技学んだ方がいいと思ってます。
今後どちらかしか学べないとかであれば、基礎学んだ方がいいと思うんですけど、手技学んだ方が基礎の応用もできるし、より勉強したくなる。何より臨床楽しくなるでしょ?
これに対して、私がリツイートで
意見を述べさせていただきました。
これは難しい話題ですが、私は反対です(やぎだいさんすみません。
昔実習で来ていた学生が
「僕は将来特殊手技で治します」
と言ってたので
「その手技で治せない人はどうするの?」
と聞くと
「それでも特殊手技で…」
と返答が。
傾倒し過ぎる若手が不安です。基礎はある程度持ってて欲しいかなと
という回答をしてみました。
皆さんどうでしょうか?
セラピスト界隈では
必ず出てくるこの話題。
特殊手技、基礎、
どちらを学ぶべきか?
先述のやぎだいさんの意見も
最もというか、
筋は通っていると思います。
そして、私の意見も
別におかしなことを
言っているわけではないと思います。
そう、この手の話題の答えは
『どっち?』
では片付かないものなのです。
先ほど私のツイートの中で書きましたが、
手技を学ぶのはいい。
でも、その手技で通用しない
症状、病態、不安や悩みを
持っている方に対しては
どうするの?
となった時に、
あまりに1つの手技に傾倒していて、
基礎医学を疎かにしている場合、
その手技に固執してしまう。
その結果は?
目の前の方々の
不安や悩み、症状を解決できない
ことになってしまう。
でも、そういう場合の
セラピストって、
「あの人の身体が悪い。自分の手技のせいではない」
という主張になりやすいんです。
というか、そう言っている人を
私は目の前で見たことがある。
しかも、そういう人を
複数見たことがある。
自分の中で、患者さんや利用者さん、
お客さんを、言葉は悪いけど
『選り好み』
してしまっていて、
自分の手技に対して患者さんの
適応がない、
という論調になる。
患者さんの症状や悩みに対して
その手技の適応がない、
というのが正解のはずなのに。
そういう時に
基礎医学の学び、
理学療法士なら理学療法、
作業療法士なら作業療法、
柔道整復師ならその専門性、
鍼灸師ならその専門性、
それぞれの専門性の基礎を
活かした介入をしていくのが
本来だと思うのです。
万能な手技はありません。
適応、逆に禁忌もある。
でも、適応になる疾患、症状や悩みに
対しては確かにすごい
効果や結果を出せる場合がある。
結論としては、
どっちも学んだら?
バランスが大事なんです。
だから私はまずは
広く浅く学ぶ
ことを若手にはおススメしています。
食わず嫌いはいけない。
でも、自分が納得して扱えるように
しておかないといけない。
基本だけが大事なわけではない。
でも基本がないのに応用も何もない。
そういうことなんじゃないかなと。
(執筆:11分41秒 文字数1308)
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