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【10minutes チャレンジ 30日連続更新】急性期、回復期、生活期。どれが一番すごい(えらい)か論争に終止符を打つ

皆さん、おはこんばんちわ。

兵庫県で常勤PTとして働きつつ、整体院と講師業を週末起業したり、
もっと家事や育児ができて人生幸せになる男性を
増やすべく情報発信をしている中井 宏俊(なかい ひろとし)です。


Twittterとかで必ず周期的に

見かける議論があります。


それが、

急性期、回復期、生活期。どれが一番すごい(えらい)

みたいなやつ。

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で、これはセラピストに限らず

看護師さんの世界でも

この議論があるみたい。


急性期の方が人の命を救っている。

それに比べて生活期は・・・


とか、


生活期は人の人生を支える。

急性期の人間はそんなことも知らずに・・・


みたいな。


何か、本質外れて

「どっちがすごい、すごくない」

「どっちの方がえらい、えらくない」

みたいな争いになっている。


事実、セラピストの投稿で

そういうのを見かけたことがあります。


そんな本質からもはや

ずれまくった議論に

私が終止符を打ってみたいと

思って今日のnoteは書いています。


では、結論からいきましょう。


どれもえらくないし、すごくない。


この答えこそ物議を醸しそうですが。

もう少し深掘りを・・・


急性期は確かに高度な医療

行っている。

それはリハも看護もそうだと思う。

意識が高い人も多いでしょう。

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だからと言って全員がそういう

わけでもないんだな、これが。

急性期の看護師だってセラピストだって

すごい人も知っているけど、

全くやる気ない人、技術低い人、

いますよ?

急性期という現場、ステージに

いるだけで、

『自分はすごい』

みたいになっていることだって

十分有り得るわけで。


で、生活期。

生活期は急性期、回復期を経て、

在宅生活や長期の介護療養を支える立場。

急性期のようなピリピリとした、

バイタルサインの一挙手一投足に

ビクビクするようなことは確かにない。

でも、人の人生を左右する。

多くは高齢者の生活を支える。

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徐々に体力、気力が衰えていく。

介護力もしんどい時がやってくる。

そんな人たちをいかにして支えるか。

そういう哲学的なことも

考えないとやっていけない。


さらに、急性期のような

十分な検査体制もない。

すぐにレントゲンやCTが

撮れる環境でもない。

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現場での的確な判断が

求められるシビアな世界。


だからこそ難しさとやりがいがある。


でも、ここにも残念ながら

自己研鑽を怠った人たちはいる。

生活期だし安定してるし、

適当でいいやん。

みたいな人たちを残念ながら

見たことがある。



そう、どのステージでも

すごい人はすごいし、

やりがいはあるし、

すごくない人はトコトン

すごくないし、

やりがいを感じない人は全く感じてない。


だから、どのステージが

すごいかすごくないか、

えらいかえらくないか、

なんて議論がそもそも

ナンセンスなんだ。

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これが結論を深掘りした結果です。


こんなえらそうなことを

言っている私は、

急性期も亜急性期(回復期)も、

生活期も、訪問リハも

全てを経験してきました。

経験してないのは

クリニックと老健のデイくらい。

そのクリニックと老健のデイやリハは

私の妻が経験しているので、

内情は理解しています。

だからこそ、今回のような

結論にいたれる。

知らずに語っているわけではないことを

ご理解くださると幸いです。


こんな論争、無意味なのにな。

目の前の人の役に立ちたい。

それでいいんちゃうの?

(執筆:11分50秒 文字数:1322)

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