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摂食・嚥下の検査、PTやOTも見学した方がいい理由とは
皆さん、おはこんばんちわ。
兵庫県で常勤PTとして働きつつ、整体院と講師業を週末起業したり、もっと家事や育児ができて人生幸せになる男性を増やすべく情報発信をしている
中井 宏俊(なかい ひろとし)です。
今日もTwitterで見かけた文言から。
『PTも飲み込み見た方がいい』
私が個人で開催している摂食・嚥下の勉強会でも言ってることで、PTOTも可能ならVFやVEの検査を見た方がいい。
単に顔面筋や咀嚼筋、頚部の筋だけの問題じゃなく、その時の車椅子の座り方とか、ベッドのギャッジアップの角度とか、ポジショニングとか、何なら患者さんの精神的な緊張具合とかで、検査の結果がめっちゃ変わるからです。
実際に私が急性期病院に勤めてる時、担当患者さんのVFに付き添った経験を少し書いてみます。
右片麻痺の患者さん。当時60代。
リハの場面なら車椅子移乗は見守り、歩行も監視レベルの人。
嚥下は当時確か刻みトロミ食。不定期ではるものの誤嚥を繰り返していた方でした。
VF検査に見学に入らせてもらった時、車椅子から検査台への移乗は筋緊張亢進の影響で介助が必要な状態だった。
病室と異なる環境に明らかに戸惑っていました。
全身の筋緊張が亢進していたので、嚥下も不十分となったわけで。
検査の際、ドクターにもいつもと様子が違うこと、筋緊張が亢進していることは伝えられたし、その後のリハでの嚥下に関するアプローチ方法にも修正を加えて、STさんとうまく連携や協業ができたんです。
なかなか難しいとは思いますが、見学出来るならSTだけじゃなくて、PTやOTも、VFやVE検査の見学に入りましょう!
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