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娘の絵と私の言葉。いつか、親子でかなえたい夢

私の家には、絵を描くことが大好きで、毎日、自分の想像の世界を広げることに夢中になっている6歳の娘がいる。

ときには紙とペンを手に、またときにはタブレットとペンマウスを使って、感性豊かにカラフルにキャンバスを彩る。

紙とペンだけでなく、デジタルツールのタブレットやペンマウスまで使いこなし、次から次へと湧き出るアイデアにより、娘の創造力は無限大に感じられる。

彼女は6歳。

小学校は特別支援学級。

人と違う世界の見方をする自閉症の女の子だ。

娘はペンを手にすると、まるで魔法使いが自らの呪文を唱えるかのように、楽しげに絵を描き始める。

その瞬間、彼女の目はキラキラと輝き、まるで別の世界に旅立つかのようだ。

その絵には、彼女の心模様がそのまま映し出されている。

笑顔で色とりどりの花を描く日もあれば、少し寂しそうな灰色の景色を描く日もある。

娘がタブレットで描いた絵

悲しい絵ばかり描いている時は、心が疲れている時。

楽しい絵ばかり描いている時は、学校が楽しかったのかな?って、親の私も嬉しくなる。

娘は保育園の誕生日会、クラス全員が見守る中で「将来、絵描き屋さんになりたい!」と夢を語り、その時にクラスメートや先生方も温かく拍手をしてくれた。

その純粋な夢を応援したい一心で、娘の6歳の誕生日に大きな画面のタブレットとペンマウスをプレゼントしたのだ。

私は娘の可能性を信じている。

娘が自分の世界を絵で表現するように、私も25歳の時、自分なりの「言葉」で表現する方法を見つけたアラフィフの父親だ。

今でこそ文章を書くのが好きと言えるのだけど、25歳までは文章なんて書いたこともなかった。

25歳の時に高熱でうなされて何日も寝たきりになって、「このままダメになるなら、何か生きている証を残そう」って思った。

文章なんて書いたこともなかったけど、いきなりメルマガ発行者登録をして毎日、メルマガ発行し始めたのが、文章を書く始まりだった。

最初はメルマガ読者から「句読点の使い方がおかしい」ってお叱りの感想をもらうこともあった。

でも、誤字脱字があろうと文章がおかしかろうと、ひたすら文章を書き続けた。

すると、次第に誤字脱字の指摘の感想じゃなくて、文章に対しての感想が送られてくるようになったのだ。

私は物事を深く考えることなく、思い付いたらすぐに行動に移す性格。

これにより、様々な経験を積むことができ、特に文章を書くことに挑戦するきっかけにも繋がった。

娘が絵を描き続ける姿を見て、私には大切な夢ができた。

それは、いつか自分の本を出版する時、娘に表紙の絵を描いてもらうこと。

娘の描く独特な世界観で、私の文章を彩ってほしい。

それは、娘の絵を世に送り出すと同時に、私にとって最高の宝物になるだろう。

娘が自由な感性で描きだす絵と、私が心を込めて紡ぐ言葉。

そのふたつがひとつになり、まるで音楽がハーモニーを生むように、多くの人々の心を震わせる素晴らしい作品となる日を、私は信じて夢見ている。

こうした親子の夢は、まだ始まったばかりの小さな芽だろう。

この夢を実現するためには、様々な経験や努力が必要であり、その過程も大切なものとして育てていきたいと思っている。


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