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幼児教育を知ると子育てが楽しくなるー父親のためのロジカル育児①-
最近、「教育」というジャンルを探求したいという思考が強くなってきている。というのも、今の「子育て」に根拠というか裏付けも欲しいと思っていて、それを多くのパパにも伝えていきたいと思っているから。
男性って、ロジカルに説明できない事って理解できなかったり苦手です。ロジカルに説明できることがあると、「子育て」ももっと楽しく感じることができるんじゃないかなって思うんです。
「教育」に興味を持ち調べていくと心理学や脳科学に基づいているものも多く、育児を科学した上でロジカルに行動を説明できるようになっています。その知識を持って、子どもを見ると、謎だと思っていた行動が理解できるようになってきて、すっごく面白いんです!!
オルタナティブ教育って
「オルタナティブ教育」という言葉は知ってますか?「幼児教育」という分野に少しでも興味を持つと、すぐにぶつかるキーワードですが、知っている人はあまりいないのかと思っています。
オルタナティブ教育(代替教育)とは、特に幼児教育から中等教育の期間において、従来とは異なる新しい運営制度、進級制度、教育科目などを指す。多くは国や地方自治体の法律によらない私立校であるが、国や地方自治体の法律で認められている学校にもオルタナティブ教育に含まれるものがある(wikipediaより)
Alternative(オルタナティブ)とは、「もう一つの」という意味で、公立でも私立でもない、もう一つの学校です。国が出す「学習指導要領」というものに、のっとった教育ではないので無認可の学校が多いのが現状です。
有名なオルタナティブ教育というと、モンテッソーリやシュタイナー、イエナ・プランやサドベリーにドルトン・プランなどがあげられます。他にもたくさんありますが、主に幼児教育において活用されており、最近は小学校でも、オルタナティブ教育のメソッドを取り入れた学校が話題になってきています。
現代の画一的な小学校の教育システムは、近い将来大きく変わってくると思っています。
国連の関連団体が調べた「世界幸福度ランキング」では、日本は58位。しかも、5年前から12ポイントもランクダウン。日本の自殺率は世界で13位と自殺率上位国ともいえるような状況です。これが全て教育システムのせいだとは言いませんが、この状況を変えていくには、今の「教育」を変える必要性があると思いませんか?
子どもたちの未来を考えた時に、われわれ親としては、多くの教育の可能性を知っておいたほうが良いでしょう。そして、画一的な教育を受けてきた親世代からすると驚くような思想がオルタナティブ教育には詰まっているんです。
モンテッソーリ教育に触れるためイベントに行ってきた
もっともっとオルタナティブ教育を知りたい!
教育に関するイベントにはできるだけ顔出したい!
と思っていた時に、友達に紹介され「3児のパパ&人事責任者が語るモンテッソーリ教育とオルタナティブ教育の実際」という講演に行ってきました。スピーカーはガイアックスで人事労務・広報IRをやっている木村さん。モンテッソーリ教育を学び、ご自身の娘さんも体験型学習の自由教育の小学校に通わせている4児のパパさん。(イベント告知後に4人目が産まれたそうです)
子どもの教育にとどまらず、幸せでいられる組織にまで話しが紡がれているのが非常に特徴的。でも、これってとても重要ですよね。子どもも大人になり仕事をするようになります。どのような大人になって欲しいのかを子育てでイメージすることは非常に大事。そういう観点でも非常に気づきの多いイベントでした。
今回のイベントで学べたこと
さて、今回のイベントで学んだことについて書きたいと思う。
・子どもは「今」を大切にする
・集中している子は、とてつもなく幸せ
・子どもの教育力を信じる
・自由すぎる小学校
・具体から抽象へ
・自分自身の生き方やものの見方
・教育課程の正しさの一つの基準は,子どもが幸せかどうか
子どもには、先を見通しながら今を過ごすことが難しいと言われますが、逆に考えれば、今を大切にしているということ。というか、「今」だけしかないから、そこに全てをかけているんです。大人は、どうしても先を見通してスケジュールをたて、それに合わせて子どもにも行動して欲しいと思います。そんな時、「今を大切にしている」と思って、余裕をもって接してあげられるといいですよね。いきなり、子どもの行動を中断させるようなことはせずに、「あと○回、やったらおしまいにしようね」「あと○分で帰ろうね」と声をかけてあげられるといいのかな。
そして、そのような時間って、子どもは何かに集中しています。遊びに集中して親の言う言葉が耳に入らないということもありますよね。そのように集中している時間って、すごく子どもは幸せな状態なんです。試行錯誤を繰り返しながら達成感や満足感を得られるという経験が自己の確立や自己肯定感につながります。だから、話しかけても反応せずに何かに夢中になっている時は、すっごく成長している瞬間なんです。
そのように集中している状態であれば、大人はそばで見守ってあげるだけでも十分なんですよね。集中できる環境さえ作ってあげられればOK。あとは、子どもの教育力を信じて求められた時だけサポートしてあげればいいのかな。できるだけ、子どもに自由を与えて集中できる状態を作れたら、あとは「信じて待つ」大人の方が試されちゃいますよね。
そして、それを実現している小学校が日本にはあります。時間割りもなければ教科書もなく、テストや一律の宿題もない。そんな自由すぎる小学校 があるんです。そんな小学校に通わせている友人からは、「運動会の参加も自由なんだよー」って聞きました。誰もが運動会を楽しみにしているわけでもありませんもんね。
「楽しくなければ学校ではない」
まったく、その通りです。
自由なので、どのように過ごすかも子どもたちが決めていきます。大人が作った枠に合わせて子どもを動かしていくんではなく、決定権は子どもが握っています。日々、そのような生活を送っていれば自分自身の生き方やものの見方が備わってきますよね。そんな小学校生活って、きっと幸せなんだろうなぁ。
マリア・モンテッソーリ曰く
「教育課程の正しさの一つの基準は、子どもが幸せかどうかです」
きっと、そういう考えの元、育った子どもは社会に出ても自由に幸せを求めた仕事をするんではないでしょうか?
さて、ひとつだけ飛ばしました。
「具体から抽象へ」
今回のイベントでの最大の気づきが「具体から抽象へ」であり、これを書き始めるとかなりの長文になるので(勿体ぶって)、別記事で書きたいと思ってますので、ちょっと待ってくださいね。
親の希望と子どもの今のギャップ
子どもってかわいい
できるだけ多くのことを、子どものためにしてあげたい
親であれば、誰しもが思うことですよね。
わたくしもそうでした。たくさんのおもちゃを買って、ベネッセの通信教育(しまじろう ですね)をやって、習い事(スイミング、英語、公文とか)をさせてきました。もちろん、子どもが「やりたい!」と言ったことですが、それらの「モノ」や「コト」って親がイメージする「やり方」があって、その通りにやっていくことを望み、そのように仕向けたくなっちゃいます。
でも、そこに「子どもに選択の自由」を与えてあげることが大事なんですよね。うちの子どもたちは、レゴやブロックで自由に創作するのが大好き。レゴで自分のイメージ通りのものを作っている時って、完全に「集中」状態に入っています。もっと、こうすれば良いものができる、とか、壊れにくいものができるって口を出したくなっちゃいますけど、壊れちゃったという経験から壊れにくいものを作っていくという過程が大事なんです。
親って我慢すること、子どもを信じて待つことが大事なんですね。
難しいけど楽しいよね。
~パパ同士で「教育」について語るのもよし、子どもとできるアナログゲームをやるのもよし、一緒にキャンプに行けたら最高!~
そんなパパ同士のつながりを作りたいかたは「オレの育児スタイル」へ
パパのためのパパによるコミュニティ「オレの育児スタイル」