自分の限界を、関わっていることの限界にしない。
自分の限界を、関わっていることの限界にしない。
つまり、自分の限界をプロダクトの限界にしない。自分が知っていること、理解していることの範疇だけでプロダクトの方向性や作り込みを決めていくと、やがてプロダクトは混乱し、リビングデッドと化す。
あるいは、自分の限界を事業の限界にしない。自分の行きたい方向性を頼りに感覚だけで事業作りを進めていくと、やがて事業は組織内外の期待に応えられず、先細っていく。
あるいは、自分の限界を組織の限界にしない。自分の信じたい価値観だけでもって組織内の評価、判断を行っていると、やがて組織から人が降りていき、ぼっち取り残されることになる。
自分の限界を関わっていることの限界にしないためには? もちろん自分の限界がどこにあるか自分自身が理解すること。自分で理解することですよ。他人がきっと教えてくれるなんて、甘いことをどこかで思っていたりしたら、危ないよ。
フィードバックとは、あなたのことを思って他人がしてくれることなのではない。他人がフィードバックできるように、あなたがその状況を作らないといけない。…くらいに思っておかないと、寄せられる言葉はなくなる。
仕事をうまく回せるための原動力の一つに「自己効力感」がある。自分はやれるという感覚。自己効力感が得られているかどうかで、仕事のドライブ感が大きく変わり、結果にも影響する。
一方で、結果にも繋がるものだから自己効力感の虜になんかなってしまうと、それが「自己万能感」と成長してしまうことがある。そうなると、自分中の奥底で眠っていた「承認欲求」が目を覚まし、自分自身でも手に負えなくなる。
もちろん周囲の人にとっては面倒くさいだけなので、そこから一歩ずつ離れていく。その結果、自分の万能感への信仰のみにすがっていくことになる。お〜怖。
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