[ネタバレしかない] ブラスフェマス2 レビュー
1楽しかったから待望の2出たからすぐ遊ばないと!とか思ってたけどなんか良くわからないタイミングで買ってしまったが、遊び始めたらすぐクリアまで行ってしまった。相変わらずおもしろくはあった。でも1のときより苦労しなかった気もした。
ブラスフェマスと言えばやっぱこのビジュアルと謎ストーリーと三角頭だな!
オープニングから荘厳なビジュアルに難解な話と、見覚えのある三角頭主人公にこれだよこれ!となったものの、こんなにもっさりした動きだったっけ。いや、1を思い返すとしてた気もする。
あと今回は武器を三種類から選べる形式だった。なんとなくハンマーにしたら超もっさりで隙もでかいしパリィもできない、でも射程が長くて割と一方的に攻撃できるというなかなか通好みな武器。
ポケモンみたいに一度選んだら他の武器は二周目かと思いきや、まず双剣が割とすぐ手に入り、それがないと新しい場所に移動できないシステムだった。選んだ武器によって攻略ルートが変わるというのはなかなかおもしろい。
と思ったら割と早めに大剣が手に入り、あっさり全部揃った。でも、マジでワンボタンで武器切り替えなのに武器3つあるのはやめてくれ…A、B、CとあってCからBにしたいときにできないストレスよ。
相変わらずストーリーやアイテム、そしてアイテムストーリーが難解。というか難しいし長すぎて読む気にならん!
翻訳自体は素晴らしい出来だったが、ストーリーがそもそも難解なので全く理解できていなかったのだった。でもさすが架け橋ゲームズ。
ただ、双剣で鏡を攻撃するとワープするっていうのはさすがにチュートリアル出せよ。まあ、それをしないと脱出できない構造だったから最終的には試すことになるけど…
マップの使いにくさもブラスフェマス風味といえばそうかもだが…
マップでどこが単に未探索なのか、機能が足りず行けないのか、今はもう行けるのかが全然わからん上に、最初から中盤くらいまで好きな場所にワープできないから正直探索がだるい。
それもあってマップマーカーを自分で設置しろということなのかもしれんが…
使徒を3体倒したらファストトラベル解禁されたりするのかなぁ。と思ったらサイドクエストであるなんか隠れてる巫女さんみたいのを探していくとアンロックされる方式だった。これできてない人はひたすら歩き回らなきゃならないってことか…?それはさすがにストーリー進行でアンロックさせてあげた方が…
かなりの後半で隠しアイテムがあると鈴が鳴るアイテムを手に入れたが、肝心の智天使には鈴が鳴らないのかよ!見えてるから?
結局攻略を見て最後の一匹を見つけたが、ものすごく高い塔の途中の端にこっそりいるという嫌らしさの極地な配置だった。
うーん、メトロイドヴァニアでは脳汁タイムであるはずの、能力解放された後の探索が全然楽しくない。
マーカーをつけていたとしても、一つのマスに幾つか要素が詰まってるケースもあるし、そもそもツタの壁、青い鎖、鏡、天使などあとで行けるようになる要素がたくさんあるのだが、どれも自動ではマップに記載されないので、どの要素がどれだったかも自分でマーカーを使い分けておかなきゃならない。初見でそれがわかるわけはないので、あとでマーカー頼りに行ってみたらまだ行けない場所だったというのを何度繰り返したことか…
マーカーをつける楽しみがないとは言わないけど… いやー、非常に遊びにくいメトロイドヴァニア。
怪しいNPCたちもいっぱい!
あと、怪しいNPCが1より多い気がするが、それぞれ何の役割なのか覚えるのが大変というかわからないやつもいる。まあ、いつものことだけど。誰かを背負ってる人やでかい指の人など、一風変わった商人しかいない。とても良い。
MPを増やしてくれるやつが怪しかったので拒否しまくっていたら話が進まなくなってしまった。口づけをしたら良いと言うが、仕方がわからん。ジェスチャーとか無いし。そもそもアイテムがないってことか。
ライフを増やしてくれる人は、アイテムを渡す度に皮が剥がされていくという申し訳ない仕様。ただ別に痛がったりしてないからいいのか…?1でもあった気がするけど、この段階的にビジュアルが変わっていくというシステムはとても良い。まあ、大体最後には申し訳ないことになるけど…
クリア後に調べてイラッとしてしまったのが、1で援護キャラを使いまくるとどんどん老化して申し訳ないことになるという経験をしてきているから味方の槍キャラをあえて使わなかったのに、なんか普通に勝手に死んでた。逆に使っていると生存するらしい。気づくかそんなん。無駄に裏をかくな。
ハンマー、双剣、そして大剣
ハンマーは鐘を鳴らせる、双剣は鏡ワープができる、大剣は草の壁を燃やせるというギミックがある。
が、バトルに関しては特にどれが強いとか有利とかはなかったと思う。武器の切り替えを激しく行うゲームでは全然なかったのでワンボタン切り替えでも結局苦労はしなかったが、切り替えのシナジーはないし、特定の武器が効く敵というのもなく、完全にマップギミックのためだけの武器種だった。これならもはや武器が三種類ある意味があんまりなかった。
双剣と大剣だと1のときみたいにパリィできるものの、ジャストにしないとかなり押されたり、連続ガードでも吹っ飛んだり、正直特に強くない。
ジャストパリィできる攻撃とできない攻撃がいまいち見分けつかないのと、普通のパリィだと体が押されて、連続攻撃だと連続で押されて壁際に追いやられ、そのうち攻撃を食らって吹っ飛ぶとそのあと起き攻めでボコボコにされることなど、細かいところで大味。
あと、ダッシュで通り抜けられる敵とそうでない敵がいたり、接触ダメージを食らうものと食らわないものがいたりと、マジでなんだかよくわからない。下手するとダッシュでかわそうとしたら体がめりこんでしまい連続で接触ダメージを受けることも。
そもそもパリィのあとに攻撃しても大してダメージが通らず、こちらは普通に食らうというのもあり、結局遠くからハンマーでペチペチやるのが一番強かった。雑魚戦や中ボス戦はだいぶパリィや武器切り替えを活用して楽しかったけど、ボス戦は大味だったというか。
全体的に動きがもっさりだし、敵の攻撃タイミングは分かりにくいし、パリィゲーだけどとてもやりやすかったNineSolsをやったあとだったこともあり、バトルがだいぶつまらなく感じてしまった。
また、回復の隙がでかい。なのでその隙を小さくする装備があるのかと思ったら、最後までなかった。なのに最後の方のボスはもう縦横無尽に駆け巡って全然回復する隙がない。
そしてクリア
真エンドっぽいのも見たが、まさかのラスボス変化なし。ラスボス戦で一度も死ななかった。その前のじいさんの方がよっぽど強かったわ。だいぶ苦労してアイテム揃えたんだが… なんか拍子抜けだったなぁ。
楽しすぎたNineSolsのあとに遊んでしまったからかもしれないが、なんかアクションゲームとしては普通だったし、やっぱりマップ上のアイテムのわかりにくさがよろしくない。
真エンドに必要なアイテムを取り逃していた場合、全マップを探し直さなきゃならなくなるし、その探索にほぼ必須となるセーブポイントワープも隠し要素をアンロックすることでようやく解放される。自分は探索ゲーム慣れてるからホイホイ見つけられたが…
とは言え、とにかく、非常に良くできたゲームで、ビジュアル、世界観、音楽、そして翻訳もトップクラスなのだが、肝心のアクション、そしてマップ機能が微妙だったのであまり楽しさはなかった。
明らかに壊せてはいけないはずのスイッチにハンマーが届いてしまうなどのレベルデザインミスもあり、なんかもったいないゲームだった。