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[ネタバレしかない] 救う 感想

プラットフォーム:Steam
リリース日:2017/7/15
値段:498円
ジャンル:アクション
クリア時間:70分
Steamdeck:良好

リリースされた頃からなんとなく気になっていたタイトル、気づけば続編も出ていたことを知り、せっかくなのでセットで遊んでみた。

ストーリーも雑魚戦もない、少女がドラゴンたちと戦うという非常にシンプルなアクションゲーム。
ジャンプはなく、移動、ダッシュ、2コンボまでの攻撃、防御、そして回復だけ。
ドット絵なのだが描写が独特で、ドラゴンが画面手前や奥を縦横無尽に駆け巡る、かなりの迫力がある。

画面奥から炎を吐いてくるドラゴン。若干アフターバーナー感。

主人公のHPは1000と、なかなか多いように見えるが、ドラゴンの攻撃一発で100とか300とか食らうし、防御してもダメージは受けるので一見無理な戦いに見えるものの、回復アクションが余り時間のかからないのに500回復する上に何度でも使えるというチート性能を持つため、難易度はそれほど高くない。ソウル系で回復が無限みたいな感じ。

逆にドラゴンのHPは表示されないので、勝つまで殴る!

殴ると言ったが、タイトルが「救う」なのと、倒したあと癒やす流れになるので、おそらく呪われたとかで凶暴になったドラゴンを痛めつけることで正気に戻すみたいな感じなのだろう。

戦闘が終わったあとに元気になって去っていくドラゴンに手を振る少女がかわいい。

- バトル

バトルは簡単に言えば2D版モンハン。ドラゴンがどれも独特な動きをしてくるので、動きや性質を見切り、攻撃をちまちま当てていき、どれだけふっ飛ばされても回復して立ち向かうという、もはやゾンビアタックのように思える戦いを繰り返す。

敵は全部ドラゴン。岩ドラゴン、木ドラゴン、羊ドラゴン、なんか色々なドラゴンがいる。どれも特徴的で見た目もバトルも楽しい。

木ドラゴンがヘビっぽいのが良い

炎竜なのか地竜なのかわからないが、地面に潜って突然体当りしてくるというなかなか初見殺しどころか分かってても食らう攻撃をしてきたり、そこそこ理不尽な感じはするものの、主人公の無限回復がドラゴンに取っては理不尽だろうからおあいこ!

どのドラゴンでもいわゆる回復狩りみたいなことはほとんどされないので、ダメージを受けたらすぐ回復する、というのをしっかりやればやられることはほぼない。

ラスボスは雰囲気は最高だったのだが、ジャンプもできない主人公に対して飛び回ってくるため、攻撃を当てるタイミングがそもそも少なく、しかも隙もなく範囲もダメージも大きい電撃攻撃を使ってくると防御するしか選択肢がないという、この上ない遅延行為ドラゴン。

それまでのドラゴンは地面に潜ったりするやつはいたものの、基本的に常時殴り合い状態だったため楽しかったが、最後はうーん、という感じだった。

- まとめ

最後のドラゴンが結構イライラポイントだったが、コンティニューすることもなく全ドラゴン撃破、というか「救え」た。

アクションに慣れている人なら1時間もかからずにクリアできてしまうが、開発者の作りたいものを全部見て、しっかりと遊んだ感触が残るため満足度は高い。
でけえ敵に独りで立ち向かう少女、というシチュエーションにグッと来る人なら分かってくれるであろう。

ワンコインで美味しいところだけをがっつり食べさせてくれる。良いお味でした。

- クリア後

そしてクリア後コンテンツもしっかりある。

祠が並んでいて、調べると戦闘になる。
ドラゴンの攻撃が激しくなるハードモードかと思いきや、まさかの二匹同時討伐。モンハンかな?
単に二匹同時に出てくるだけなので、ランダム性との戦いとなる。

一対一のときのような、攻撃をかわしてその隙に反撃!とやろうとしても、普通に別の竜が突っ込んできたりする。挙句の果てには画面外からのブレスも普通に飛んでくる。これは… なかなかやってられない。

最後の全属性ドラゴン二匹だけは、元々のプログラム的に同じタイミングでしか攻撃しないのか、同時に同じ攻撃をしてくる確率がものすごく高かったため、やることは一匹のときとほぼ変わらず、なんとか倒せた。相変わらずの遅延行為ドラゴンなので時間はやたらとかかったが。

他の二体討伐は、いいかな…

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