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一生に一度の大切なお仕事は、たったの2分
ついに次の日曜日に迫った、長男の結婚式。
もちろん主役は長男とその奥さんだけれど、新郎の父たる私にも一つだけ重要な役目がある。
披露宴の終盤にある、両家代表挨拶。
文字通り両家の代表として、お集まりいただいた皆様からいただいた祝福に感謝し、新郎新婦へのご支援をお願いする重要なお仕事。ものの2、3分のこととはいえ、人生で初めての大役、かつ男の子供は長男一人なので人生でたった一度しかない大役。
これまで何度か披露宴に出席した経験はあるけれど、新郎のお父様がいったい何を話していたかなんて、まったく記憶にない。ということで、数日前から何を話そうかと考えを巡らしている。
ネットで調べてみると、文例集やスピーチのポイントなど参考になる情報に数多く行き当たる。
導入:自己紹介、披露宴出席へのお礼
エピソード:子供たちに関する思い出や気持ち
お願い:若い二人へのご支援のお願い
結びの言葉
だそうだ。
ご丁寧にも名前だけ変えればそのまま使える文例まで用意されている。
フォーマルな場ではあるので、ある程度は一般的に言われている流れにのっとった方がいいんだろうということはわかっている。
でも、
「宴もたけなわではございますが、あっ、これは司会の方がいう言葉ですかね笑」
そんなおふざけを入れてみたくてしかたがない。
まあさすがにウケを狙うのはひんしゅくを買いそうなのでやめておくとして、どうもマニュアルに盲目的に従うような行動は取りたくない性格なもので、どうやってオリジナリティを出してやろうかとそればっかり考えている。
さて、長男が小さい時のエピソードか。
はたまた新婦を紹介された時の親としての気持ちか。
それとも・・・
大勢の前でのスピーチなんて得意じゃないし、滑舌だって決して良いほうとは言えない。
だからこそ、感動していただけるご挨拶を、なんて気負うんじゃなくて、素直な気持ちを淡々と伝えるのが、結果的にはベストなんだろう。
あと数日、話すことをしっかり頭に叩き込んで、披露宴当日を迎えることとしよう。
そう、必死で考えたご挨拶の言葉、出席した中のほとんどの人が翌日まで覚えてたりはしないのだから。