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街かどの味/お店

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街かどの、案外「主役」でバイプレーヤー
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記事一覧

ブレーメン通りで「食べる」ということ

元住吉・ブレーメン通り商店街「鉄重」 このお店の魅力を、いわゆるグルメ・リポート的な感じ…

papa grayhair
4か月前
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カフェの孤独

彼は、日本ではあまり奏者のいない楽器の名手だった。 楽器云々というよりは彼の音色が欲しく…

papa grayhair
5か月前
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生活食

日本食でも、和食でもなく 「生活食」か。 また教えてもらった。 「外食」でも、まち中華や…

papa grayhair
7か月前
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茶室のような喫茶店

珈琲の味については 今もこの店のマスターにに教えてもらったんだと思っている。 まだ生意気…

papa grayhair
7か月前
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グルメ

「グルメ」という言葉が汎用されるようになったのは1980年代も半ば以降のことだったという…

papa grayhair
8か月前
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コンビニ奮戦記

高砂コンビニ奮戦記 悪衣悪食を恥じず 1985年、「モーツァルトは子守唄を歌わない」で第…

papa grayhair
1年前
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喫茶店

ドトールやスタバは喫茶店ではない。 珈琲の売店に椅子が設置されている空間があるだけ。喫茶としての「時間」は提供されていない。 だから、友だちと、おしゃべりを楽しむための「空間」を欲している人には機能するし、ちょっとラップトップを広げて仕事をしたい人、読書をしたい人に提供される「空間」としても同様だ。 でもね。都会にさまよう「孤独」を暖かく包みこむような場所にはならない。出会いもない。 かつての「喫茶店」には、そうした機能があった。 マスターやママさんがカウンターのなかに

patisserie Paris Seveille

papa grayhair
1年前
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大量生産/少量生産 パンと小麦

東急大井町線沿線の住宅街に近い商店街。そこに、それなりにこだわってパンを焼いているブラン…

papa grayhair
1年前
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無人化/オヤジさんの中華鍋

切符を切る駅員さんが改札から消えたのは、僕が小学生〜中学生の頃だった。高校生になる頃には…

papa grayhair
1年前
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孤独なファミリーレストラン

かつて大箱のロードサイド・レストランは「ファミリーレストラン」と呼ばれた。でも、そういう…

papa grayhair
11か月前
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コンビニ、スタバなど、吉野家やマック。こういうお店が頻度高く登場する生活は、孤独への入口だ。でも、流れを変えるのも難しいのが現実だ。かといって、イマドキは誰も助けてくれない。勇気を出して「街」に出るしかない。

papa grayhair
9か月前
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小さくとも商い、ビジネスな「本屋」さんと、自分の趣味を出発点に公益的な事業である「本屋」さんとでは、目標も違うのだろし、「これが成功」という結果も異質なものになるだろうと思う。必ずしも「規模」に拠るものではない。「志向」の問題だ。

papa grayhair
8か月前
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あるラーメン

ひさびさに伊勢佐木町あたりを歩くと、その凋落ぶり。目を覆うばかり。もう不二家はないし、ユニクロさんもオープンした地を離れて、やや縮小気味だ。オープンは昨年のはじめ頃じゃなかったけと思うお店の退店も多く、10年以上前に閉店したネパール人のカレー屋さんの跡は看板もそのままに、今も空き店…という状態。 関内駅前の駅ビル端にある飲食店も、この前、役所に来た時に見かけた店とはまた違う店になっており、この街に「丸井」が2店舗あったのも今は昔の話。若い人は、この街にカレーミュージアムがあ