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私のうつ症状はこれだった

すべてがうつ病の症状だとは思わないが、私があの時期に感じた異変を残しておきたいと思います。
今がつらい人に何かに気づくきっかけになったらいいなと思っています。

精神科に行くことへの抵抗からか、自分がうつ病と認めたくなかったからか私は診断をもらうまでに時間がかかってしまいました。

海外ではカウンセリングは定期的に通う、心の整理整頓といわれるくらい身近なものです。
私も早いうちに心の整理をすればよかったと後悔しています。

体と心に異変を感じている人は病院に行くというより、カウンセリングを受けに行ってみてくださいね。

いつか病院での診察内容についても書いてみます。


涙ゲージの出現 ~涙が止まらない~


今思い返すと、第一の異変はこれでした。

ゲージが溜まると涙が止まらなくなります。
一旦泣くとしばらくは泣かない生活です。
またゲージが溜まると泣きます。
ゲージが溜まるまでの期間が最初は月1だったのが、間隔が短くなり最終的には週1回で涙ゲージが溜まる生活になっていました。
涙を流すきっかけは、様々です。
・嫌なことがあった
・仕事が溜まりすぎてどうすればいいかわからなくなった
・人の相談に感情移入した
・帰りたい
・ダメな自分が嫌いになる
・家族の声を聞いた
・優しい言葉をかけられた
・映画、本、テレビ
などなど仕事に関わらない話でも気づいたら泣いていました。
また、一度泣き始めるとしばらく止まりません。
仕事中に泣いた時は、どうすることもできずにたくさんの人に迷惑をかけたと思います...
お客様にも違和感を感じさせてしまったこともある気がします...

これが異変だと気づいたのは退職してしばらく経ってからです。
私は小さい頃から家族の前でよく泣いていた自覚があり、泣き虫なんだと思っていたので異変だと思っていませんでした。
ただ退職して以来、全く泣いていないことを考えるとこれはストレスによる症状だったのだと分かります。

涙もたまにはストレス発散なのかもしれませんが、感情のコントロールができないのは病なのだと今では思っています。

人間のオーバーヒート? ~ほてり~


体は寒かったりするのに、顔だけがカーッと熱くなって熱っぽくなりました。
最後の方はほてっている時間が長くなりめまいまでしてました。
頬が赤くなり、自分でも異変を感じるくらいの熱さを感じました。

この症状が出るのは決まって仕事で混乱している時や苦手な人と話している時でした。
気づくきっかけは、最近人と話す時に顔が赤くなっている気がする...恥ずかしいのか?と思ったことです。
特定の人と話す時に顔が赤くなっていて、体が無意識に出している拒否反応だったのだと思います。
上司からは「PAOさんが顔を赤くしている時は切羽詰まっている時だよね」と笑って言われたことがあります。
自分で気にしているのにコントロールできないことを言われ、すごく腹立たしかったことを覚えています。

お客様?だから何? ~イラつき~

余裕がなくなるとこんな風になっちゃうんだと悲しくなるほど嫌いな自分でした。
自分の思い通りに動いてくれないお客様を睨みつけたり、舌打ちをしたり。
サービス業の人間としてあり得ない態度だったと思います。
よく何もトラブルにならなかったなと思います。
それくらい心に余裕がなかったのです。

同僚、上司にぶつけられない怒りを、お客様にぶつけて消化しようとしていたんだと思います。
最低ですね。

バクバクの心拍数 〜動悸〜

激しい動きをしたわけではないのに、前触れなく心臓がバクバクと早くなりました。
そのあとには若干の息苦しさを感じました。
心臓が変わった動きをすると大きな病気なのではないかと焦りましたが、1週間で数回しか起きない異変なので軽視していました。
今では全く起きない異変の一つです。

やる気が出ない 〜意欲低下とミス〜

とにかく集中力が続かない。飽きてしまう。
一旦手を止める → なんの仕事をしようとしていたか忘れる。
このループでした。
このせいで今までできていた仕事に倍以上の時間がかかるようになります。
やる気のない自分が嫌になって、なんで自分はこんなにダメなんだと思ってしまう悪循環も起きました。

仕事の量は増える一方なのにやる気が出ない。
すると仕事を後回しにします。その後回しにした自分を責めて…
自分で自分を追い込んでいることにもなかなか気づけずにいました。

集中していないとミスも増えます。
なんでこんなミスしたんだろう?と思うようなミスをします。
恥ずかしいとかではなく、自分自身に嫌気がさして余計落ち込みます。

体に力が入らない ~震え~

ストレスが最高潮になった時、足が震えて力が入らなくなりました。
これは1回だけ経験したことなのですが、怖くてもう経験したくありません。
上司に怒られたとき、多くの人が周りにいたので「この場から離れたい」ととっさに思いました。
ただ、足に力が入らず震えていてうつむくことしかできませんでした。
怖いと思うと同時に体の正直さに驚きました。

何が起きたのか、いまだによくわかっていません。

おわりに

うつ病になったことは、自分が思っている以上に弱くて、脆くて、酷いものだと自覚する出来事でした。
自覚できたからこそこれからの自分は強いんじゃないかと強引にプラスに考えています。
異変の片鱗が見える前に、最近大変なことが多くて疲れたなと思った時点でカウンセリングに行こうと思います。


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